ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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著作『北朝鮮「空爆」へのシナリオ~金王朝の恫喝vsアメリカの決断』

『北朝鮮「空爆」へのシナリオ~金王朝の恫喝vsアメリカの決断』
黒井文太郎・編
→アマゾン
別冊宝島real
¥1,260 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796635262 ; (2003/07)

 版元が思いっきりイケイケな書名を採用しましたが、じつは校了ギリギリまで『北朝鮮「核疑惑」の真相』という仮タイトルで企画進行していた本です。企画・構成・編集は筆者ですが、事実上、筆者と藤井久氏(戦史研究家)、野木恵一氏(軍事評論家)の3人の共著です(その他に、関連する政界ネタの記事1本をジャーナリストの上杉隆氏にお願いしています)。
 当初は4人の「共著」というかたちを予定していたのですが、書名問題のトラブルのために最終的に筆者の「編」という形式になりました。このへんは読者にはまったく関係のない話ですが、スタッフ側にもいろいろ事情があるのですね(もっとも、版元側には「部数を売り抜けなければならない」というシビアな課題があるわけで、それは決して軽視できません。執筆者も版元も読者も納得できる書名を考案するのは編者である小生の職務ですから、責は筆者にあります)。
 というわけで、書名から受ける印象とは違い、本書の内容はしごく実直な検証本です。主テーマは「空爆へのシナリオ」ではもちろんなく、「核問題の真相」です。北朝鮮の核クライシスの経緯と現状について、軍事のみならず多角的な観点から検証しており、手前味噌で恐縮ですが、非常に内容の濃い好著になったと自負しています。
 執筆者の役割分担は大きく分けて、小生が全体のプロデュースとインテリジェンス関係、核問題経緯の検証、国内でのインタビュー取材を担当し、野木氏が北朝鮮の核開発、ノドンやテポドン、ミサイル防衛など技術的なハード面での分析を担当、藤井氏が韓国取材(韓国専門家のインタビューなど)、さまざまな想定での有事シミュレーションなどを担当しています。
 とくに藤井氏の人脈で実現した林鎬根・元韓国駐日国防武官、李度珩・元『朝鮮日報』外信部長(英「国際戦略研究所」正会員。つまり『ミリ・バラ』韓半島編の情報源)、白善・元韓国陸軍参謀総長などへのインタビューが本書のヘソとなっており、その他にも最も作業に手間のかかる有事シミュレーションも藤井氏に担当してもらうなど、結局、本書の重要部分は藤井氏に拠るところが非常に大きくなっています。ちなみに、筆者取材・構成のインタビュー記事は高畑昭男・毎日新聞論説委員(元北米総局長)と石川巖・元朝日新聞編集委員の登場です。高畑氏にはワシントン事情を、米韓軍の動向に詳しい石川氏には在韓米軍の事情を解説していただいています。

構成

序章 「核武装宣言」の虚像と実像
巻頭インタビュー①林鎬根・元韓国駐日国防武官「米韓連合軍は北の核武装を許さない」
巻頭インタビュー②李度珩・元『朝鮮日報』外信部長「核問題解決を阻む〝現実を見ない韓国人〟
ソウル発特別寄稿「追いつめられた独裁者は核開発をあきらめない」
1章 朝鮮有事への道
徹底分析! 米軍先制攻撃オプションの全貌
経済制裁→海上封鎖で日本が直面する難問
ボルトン戦略に傾くアメリカ政府のホンネ(インタビュー・高畑昭男・毎日新聞元北米総局長)
超攻撃的布陣にシフトしはじめた在韓米軍(インタビュー・石川巖・元朝日新聞編集委員)
2章 核疑惑報道の真相
推定だらけの北朝鮮報道 その正しい見方
核・極秘情報を暴露した脱北者17人の履歴
検証 核疑惑情報の怪しい軌跡
北朝鮮を監視するアメリカ情報機関の能力
3章 金王朝「NBC兵器」の実力
核兵器開発はどこまで進んでいるのか
疑惑の核施設・完全MAP
弾道ミサイル「ノドン」「テポドン」の真の脅威
韓国国防部が試算 北朝鮮「生物・化学兵器」の実態
4章 自衛隊に何ができるか
検証 日本のミサイル防衛~核弾頭テポドンが日本を襲う日
自衛隊は北朝鮮の弾道ミサイルを阻止できるか
特別インタビュー・白善・元韓国陸軍参謀総長「ミサイル、テロ対策よりも対馬海峡防衛を!」
終章 踊る権力者たち
安倍晋三快進撃の裏事情~北朝鮮脅威論の永田町的暗闘
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  1. 2008/05/15(木) 15:29:18|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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