ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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北朝鮮が日本に核攻撃?

▽北朝鮮が威嚇 核攻撃「日本も決して例外ではない」(産経/共同)
だそうです。
 まあ、そう言うでしょう。本格的戦争を回避しつつ挑発しようとするなら、やり返して来ない日本は北にとって最適の相手です。
 アメリカは防衛予算削減のなか、GBIの追加配備に素早く動いていますから、それなりに準備に入っています。米側の発言では、潜在的脅威ということで、まだ差し迫った脅威とは捉えられていませんが、脅威の可能性が存在するなら何をおいても対処する、という安全保障の基本を踏まえた対応といえます。
 ところで、アメリカのメディア論壇では、「米国の核戦力強化」を主張するものがチラホラ出てきています。たとえば以下。
▽With North Korea threat looming, US nuclear disarmament has others deciding to 'arm up'(FOX/OPINION)
 ここにも若干触れられていますが、「日韓の核武装の可能性」というのは、米メディアでは普通に言われる話です。ということは、以下の2点が推測されます。
①アメリカ人は日本に対する米軍の核の傘をあまり意識していない。
②アメリカ人は、日本対北朝鮮を、たとえばインドVSパキスタンのようなローカル紛争と見なしている。
 日本人は北朝鮮問題は日米韓チームの問題と考えていますが、アメリカの一般国民の多くはおそらく、そんな意識はないのではないかなという気がします。むろん米政府と米国民は別ですが、米政府は米世論を最大の政策決定要素にしますから、日米同盟などといっても本当に日本人が思うほどアテになるものかどうかはわかりません。

 ところで、昨日の韓国メディア記事で興味深かったのは以下。
▽北朝鮮の党幹部「張成沢が金正恩を殴りつけるだろうという話も…」
 信憑性は不明ですが、注目情報としては以下。
▽強硬路線は金正恩の判断らしい。
▽朝鮮労働党の一部では金正恩に対する批判が水面下で語られている。
▽朝鮮労働党の一部では張成沢に対する期待が高まっている。
▽粛清で取り締まっていて、怖いのでオモテでは誰も言わない。
▽金正恩政権が韓国を威嚇するのは、韓国から援助を得るためだと北の国内では広く思われている。
▽穏健派と強硬派の争いということはなさそう。
▽金敬姫は病気らしい。
▽北の住民や兵士の中には、戦争になって負けたほうがいいと思っている人も少ないないようだ。

 さて、上記について。
 金正恩は張成沢の助言で政策を決定していると思っていたのですが、少なくとも党内にそう見てはいない人がいるということ。最上層部のことなので、真相はわかりませんが。
 粛清すなわち恐怖支配の徹底は従来どおり。
 私が疑問に思っている「瀬戸際外交」の「外交カード」論が、北の国民には結構信じられているようです。論理的にはおかしいと思うのですが。いずれにせよこうしたところからも外交カード論が根強く語られているようです。
 穏健派VS強硬派とかの話はよくわかりません。今回インタビューしている党幹部(といってもそんなに上層部ではないと思いますが)のレベルでは、そういうふうには見ていないようです。
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  1. 2013/03/18(月) 12:13:04|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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