ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

アラブ連盟がシリア革命軍への武器供与容認

▽アラブ連盟:シリア反体制派へ武器供与容認(毎日)
 アメリカが直接的な武器供与を渋っていることについて、過激派への流出を懸念していることはその通りですが、それに加えて、アメリカが前面に出て介入することで、後々批判の矢面に立つ⇒テロ標的の口実にされる、ことを警戒しているということもあると思います。
 そこでまずは国連がオモテに出るべきですが、ロシアのせいで機能停止しているので、次にタテマエとして適当なのは、アラブ連盟です。なので、アラブ連盟が「シリア国民連合」を正式なシリア国民代表と認定したことと、武器供与を容認した意味は大きいです。
「権力は銃口から生まれる」とは毛沢東の有名な言葉ですが、シリア内戦の経緯をずっとフォローしてきてはっきり言えることは、状況を変えるのは「革命軍の武装レベル」以外にないということです。当初は丸腰で戦車に立ち向かった革命勢力が、やがて支配地を確保し、互角の戦いまで勢力を強めてきた経緯はすべて、革命軍にどの程度の武器が手に入ったかということと完全にシンクロしています。
 とりあえずこれでまずサウジやカタールからの武器供与が拡大し、それを背後で欧米&トルコ&ヨルダンが支援するという大きな流れができるといいのですが。
スポンサーサイト
  1. 2013/03/07(木) 23:11:02|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<北朝鮮ICBMを米国も警戒 | ホーム | 北朝鮮の狙いは「抑止力」>>

コメント

いつも大変興味深く拝見しております。今後の我が国のインテリジェンスについて、黒井さんのご意見をお伺いいたしたく存じ上げます。                                                                                          現在、安倍政権で日本版nsc設立の動きが進んでおりますが、これを対外諜報機関創設につなげようとする動きは官邸や各省庁内にあるのでしょうか?                                                                                     また、現在わが国のインテリジェンスにおいては警察庁の及ぼす影響力が極めて強いものと承知しておりますが、仮に警察庁主導で対外諜報機関を設置した  場合、諜報機関には一部治安維持にかかわる権限(捜査権限や捜査情報の提供を受ける権限)は付与されるべきなのでしょうか?これについて他国の場合(  たとえば、fbiのような治安機関ではなく純粋な諜報機関として治安活動にあたっている組織として英国のmi5があるとものの本で読んだのですが、英国では諜 機関と警察の役割をどのように住み分けているのでしょうか?)                                                                                                                                                                        最後に、我が国は対北朝鮮情報をいわゆる朝鮮総連ルートで行ってきたといわれていますが、近年朝鮮総連はその勢力が急速に衰退しているとも耳に致しま  す。拉致事件など数多くの工作活動に関与してきたとされる朝鮮総連が弱体化しているのは一日本人としては、たいへん安心できる事だとも感じられるのです  が、一方で我が国の対北朝鮮情報もまた急速に集まりにくくなっているのではと心配な気も致します。現在日本政府として朝鮮総連以外にも情報ルートを獲得し する努力はなされているのでしょうか?その場合たとえばどのような対象が考えられるのでしょうか?                                                                                                                                                 以上三項目につきましていつかご意見をお聞かせください。今後とも一層のご活躍をお祈りいたしております。お体をご自愛ください
  1. URL |
  2. 2013/03/09(土) 03:33:45 |
  3. shire #-
  4. [ 編集]

 官邸などの水面下の事情は存じませんが、対外諜報機関創設というような話は私自身は聞いたことがないです。
 防諜に関しては、そもそも私自身は対外諜報と分けたほうがいいと考えています。MI5は警察権はなく、同じ内務省隷下のロンドン警視庁などと連携しています。
 総連や在日商工人の情報ルートはだいぶ細ってはいますが、まだあるようです。最近はそれより脱北者や中朝国境の情報に強い活動家やジャーナリストなどの情報に頼る部分も少なくないみたいです。
 それでソウル発も含め、今では多くの「国内ソースの内部情報」が流出していますが、後に検証すると、それらのほとんどもたいして信憑性がないという気がします。
  1. URL |
  2. 2013/03/10(日) 14:27:44 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

最近はシリア情勢の記事が少ないので貴重なブログとしていつも拝見しております。

反政府勢力側の戦闘シーンは動画共有サイトに盛んにアップされているのですが、一方アサド政府軍側から見た映像が殆ど見当らない中である動画を見つけました。

http://www.liveleak.com/view?i=94b_1362574963

この映像を見て、シリア軍の反政府勢力に対する戦い方が果たしてどうなんだろうと疑問に思っています。廃墟と化した市街地に戦車や歩兵戦闘車両(BMP)で突入して、砲塔や砲身を小刻みに動かして移動していくシーンをいわゆる市民カメラマンが撮影している動画が多数アップされています。

しかし、反政府勢力側も対戦車ミサイルを保有していますので、直撃弾を受けて炎上・爆発・・・・となる事が多いような気もします、ご紹介した動画も、砲塔に取り付けたカメラで掃討作戦の様子を記録しているのですが、前方の戦車?が何らかの攻撃を受けて被弾・爆発して、破片が設置されたカメラの直前まで降り注ぐリアルな映像だと思います。近代兵器がゲリラ部隊と戦う場合の基本的な方法があればご教授いただけませんか。

恐縮ですが、当方は素人なので分かりやすくお願いします。
  1. URL |
  2. 2013/03/11(月) 14:46:29 |
  3. 匿名 #-
  4. [ 編集]

ロンドン警視庁で急に思い出したのですが、CIDに付いて『ワールドインテリジェンス』第八号以前に関連記事があった様ですが買い逃しましたので教えてください。調べたところ、ロンドン警視庁刑事部とか犯罪捜査部とありますが、スペシャルブランチ(公安)でないのに英国支配下のパレスチナなどで情報活動をやっていたのはどういう事でしょう。MI5やMI6や公安部門との関係は?
  1. URL |
  2. 2013/03/14(木) 01:14:50 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

 原則的に「装甲」と「貫通力」の勝負になるかと思います。ホコタテですね。とくに装甲のレベル(被弾面によっても違います)で、破壊されるケースと、破壊されないケースが分かれます。シリアの映像をみると、戦車であれば少なくとも乗員は助かっているケースも多くあります。
 イラクでの米軍の作戦などを見ると、とにかく装甲を強化する方向で対処していたように思います。
  1. URL |
  2. 2013/03/15(金) 17:02:33 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

 ロンドン警視庁のCIDはいわゆる刑事警察で、基本的には国内事件を担当。海外でもイギリス人や在外公館などが刑事的な被害を受ければ立件を前提に捜査に参加します。MI5とは、5が調査した情報の提供を受けて、容疑者の逮捕などを担当します。6との関係でも、犯罪立件になれば出番ですが、6の事案はあまり聞いたことがありません。いずれにせよ、イギリスではインテリジェンス・コミュニティとは別扱いです。パレスチナの話はまったくわかりません。海外での情報活動は6か5が主だと思います。
  1. URL |
  2. 2013/03/15(金) 18:36:16 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/1156-b3cc41d3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。