ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シリア革命軍と陰謀論

 昨日はラッカが陥落したニュースが先代大統領の銅像引き倒し映像とともに大きく報道されました(日本以外では)。アレッポやダマスなど大都市圏でも革命軍が攻勢をかけています。
 とはいえ、独裁者軍もまだまだ強力な戦力を保持していて、戦闘はまだしばらくは継続の方向です。アメリカの非軍事支援表明と連動して、サウジやカタールが武器支援に本格的に乗り出す姿勢をみせていますが、現時点ではまだその効果は限定的です。
 ところで、この紛争に対して、海外の反米派の間では今でも根強く「アメリカの陰謀だ」論があるようですが、陰謀論はむしろアラブ市民のお家芸のようなものでもあります。じつは反体制派のSNSでも、逆に「アメリカとバシャールは裏で手を組んでいる」「イスラエルがバシャールを助けている決まっている」といった陰謀論が根強く存在します。SNSだけではなく、実際にそういう主張をするシリアの人も、何人も知っています。
 下記の事件の真相はまだ明らかではありませんが、もしかしたらそんな陰謀論に踊らされている可能性があります。
▽シリアで国連要員20人拘束 反体制派か、政府軍撤退を要求(共同)
「UNDOFがシリア政府軍を助けていると非難。解放条件として、近隣にある村からの政府軍撤退を要求している」だそうです。犯行グループは「ヤルムークの殉教者」を名乗っているそうなので、普通に考えれば、パレスチナ系の革命軍の一部ということになりそうです。
 さっそく反体制派SNSでは、「逆効果だ」という議論が沸き起こっているいっぽう、逆に「独裁者側の成り済ましに決まっている」との陰謀論な主張も出てきています(もっとも、容易にバレやすいそんな偽装工作をあえてやるかというと、その可能性は低い気がします)。
 いずれにせよ、反体制SNSの「世論」は、いまや革命軍各派も無視できないものなので、いずれ解放されるとは思うのですが(ただし、ヌスラ戦線系のイスラム過激派だとなかなか難しいかもしれません)。
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  1. 2013/03/07(木) 09:20:26|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

このニュースは凄く気になりました。真相はどうなんでしょうね。  

下記は映画情報です。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Gatekeepers_(film)
  1. URL |
  2. 2013/03/08(金) 03:33:28 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

前の添付は(film)の部分がコネクト出来なかったので以下
http://www.thegatekeepersfilm.com/
  1. URL |
  2. 2013/03/08(金) 03:38:25 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

「プロフィール」での貼替えた黒井先生の写真の位置のバランスが非常に悪いので撮り直した方が良い思いますが。
  1. URL |
  2. 2013/03/25(月) 07:25:57 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

昨日TV局に行ったついでに撮ってもらいました
  1. URL |
  2. 2013/03/26(火) 12:14:56 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

バックのモニターと上着の色のバランスも良い。格好良い写真です。
  1. URL |
  2. 2013/03/27(水) 04:14:07 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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