ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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「ゼロ・ダーク・サーティ」モデルは実在の女性分析官

「ゼロ・ダーク・サーティ」の主人公は、実在のCIAビンラディン追跡班の女性分析官です。この人物について詳細は報じられていませんが、2011年7月にAPが配信した記事にちょっと出てきます。この作品の制作チームはおそらく、このAP記事をきっかけに女性分析官を主人公にするアイデアを考えたのではないかなと推測します。
 この記事はインテリジェンス方面ではたいへん注目を集めた記事で、その頃、私もこの記事についてブログで触れています。
▽CIAビンラディン追跡の内幕(2011/07/29アップ)⇒なかでも興味深いのが、7月5日にAP通信が配信した「ビンラディンを狩り出した男」という長文記事で、そこではビンラディン追跡で中心的な役割を果たしたCIA幹部分析官の詳細な経歴が紹介された。

 当該記事は以下です。
▽Osama Bin Laden's Hunter: CIA Analyst Examined(元記事は2011年7月5日:AP)
 同記事は、ビンラディン追跡班を主導したCIA幹部の「ジョン」という人物のことを追った記事ですが、その中にこんな記述があります。
 All the while, John's team was working the list of bin Laden leads. In 2007, a female colleague whom the AP has also agreed not to identify decided to zero in on a man known as Abu Ahmed al-Kuwaiti, a nom de guerre. Other terrorists had identified al-Kuwaiti as an important courier for al-Qaida's upper echelon, and she believed that finding him might help lead to bin Laden."They had their teeth clenched on this and they weren't going to let go," McLaughlin said of John and his team. "This was an obsession."
 It took three years, but in August 2010, al-Kuwaiti turned up on a National Security Agency wiretap. The female analyst, who had studied journalism at a Big Ten university, tapped out a memo for John, "Closing in on Bin Laden Courier," saying her team believed al-Kuwaiti was somewhere on the outskirts of Islamabad.
 映画では、年齢の整合性を合わせるためか、女性分析官は高卒でCIAに入ったとありますが、実際には大卒ですね。

(追記)
 ところで、タイトルの「ゼロ・ダーク・サーティ」ですが、ビンラディン襲撃作戦の開始時間が深夜0:30だったことに由来しています。
 もっとも、これは作戦出撃地となったアフガニスタン時間。実際に現場となったのはパキスタンで、両国間には30分の時差がありますから、報道では通常、作戦開始時刻は「現地時間01:00」と記述されています(拙著でもそうしています)。
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  1. 2013/02/09(土) 05:10:37|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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