ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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ウラン型実験で全面対決へ?

「本当は核実験をやる予定はなかったのに、アメリカの横暴のせいで自衛のための核武装強化を余儀なくされた」といった意味のことを北朝鮮が言い始めました。
 案の定ですが、この言い方からすると、「もともと平和利用の発電用だったウラン濃縮も、アメリカのせいで軍事転用に追い込まれた」と繋げる気なのかもしれません。
 これまで私は、端緒についたばかりのウラン濃縮は、もうしばらく平和利用の建前を掲げて、その間に高濃縮ウラン量産体制をひそかに整備したほうが北にとっては得策だと思うので、今度の核実験はプルトニウム型の起爆装置小型化実験ではないかと推定していたのですが、ウラン型にいっきに踏み込み、ウラン濃縮の軍事利用をカミングアウトする可能性を無視できなくなってきました。
 既存のウラン濃縮施設の本当の規模と稼動状況がわかりませんが、ある程度、目処が立っているなら、それはプルトニウム生産ラインの復活(原子炉+再処理)よりも、ウラン型メインのほうが今後の展開が有利になるかもしれません。
 しかし、仮にそうだとすると、これまで「平和利用だ」と主張してきたものを覆すわけですから、過去の路線の継続であるプルトニウム型の実験とは違い、ホンネ全開の対米対決モードに突入することになります。「ならず者国家」度のアップにともない、国際社会の圧力はいっきに高くなりますが、北はこのまま核武装国家としてアメリカと渡り合う覚悟を決めたということでしょうか。 

(追記)
 昨日、「ひるおび」呼んでいただきました。アルジェリア人質事件の関連でした。
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  1. 2013/02/01(金) 17:56:04|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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