ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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ホムス虐殺 犯人はヌスラ戦線か政府軍か

 BBCがシリア政府軍のエスコートでホムスの外れのハスウィヤ村での虐殺現場を取材しています。
▽Syria crisis: BBC sees evidence of Homs massacre(BBC 1月18日)
 100人以上の住民が、自宅で殺害され、遺体が焼かれていました。
 政府軍兵士は「ヌスラ戦線のしわざ」と説明。政府軍監視の下での取材で、住人も同様の証言をしています。
 それに対し、政府軍の監視の目を盗んで、別の住人は「虐殺時、村には政府軍がいた」「複数の政府軍兵士たちが、別の兵士たちが命令なしに勝手にやってしまったことですまない、と謝った」と証言しています。独自の情報網を持つロンドンのシリア人権監視団も「政府軍の犯行」と発表しています。
 酷い虐殺があったことは事実ですが、犯人を特定する証拠が今のところありません。現在、エリアを掌握しているのは政府軍ですが、「ヌスラ戦線のしわざ」と主張するなら、外国メディアに自由に取材させればいいのに・・・。

 他方、こんな記事もあります。
▽Syria: Islamist Nusra Front gives BBC exclusive interview(BBC 1月17日)
 アレッポでは自由軍に腐敗が多く、規律あるヌスラ戦線が人気があるとのこと。ただ、ヌスラ戦線は秘密主義で怖がられているとも指摘されています。
 私はレバノン南部やベッカー高原に行ったことがありますが、なんだかヒズボラに似ていますね。ヒズボラはレバノンの他の勢力より腐敗が少なく、民生活動を活発にやっていて、とくにシーア派の低所得層に人気があります。ただ、ひどく秘密主義で、町にいるメンバーもほとんど武装右翼暴力団のような怖い存在でもあります。
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  1. 2013/01/19(土) 13:43:46|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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