ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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射殺された親戚の子

 昨夜、池上解説で「アラブの春」も採り上げていました。ゲストの食いつきがイマイチなのは、国民の関心が薄いことと対応していますが、それでもシリアも採り上げていたのは良かったです。「シリア」という名前を知ってもらうだけでもベターですし。
 ただ、内容はやはり合格点とはいえませんでした。どこで聞いてきたのか、またありがちな「代理戦争」「宗教戦争」という誤った解説でした。影響力が大きい番組なので、もう少しきちんとリサーチしていただけるといいかなと思うのですが。

 私の親族の続報ですが、なんと痛ましいことに、子供の犠牲者が出ました。
 ダマスカス北方郊外のランクースで、叔母の姪にあたる女性が小学生の子供2人と乗っていたバスが政府軍に銃撃され、子供2人が即死しました。検問所から銃撃されたとのことです。私自身は会ったことのない子供たちですが、親族の怒りはたいへんなものがあります。

 ところで、一族に自由軍はいないと思っていたのですが、1人いました。カーブーンに住んでいた従兄弟の息子が最近、自由軍に加わったそうです。また、彼の弟は徴兵兵士なのですが、最近、仲間と逃亡したところ、途中で追っ手と銃撃戦となり、負傷したそうです。
 また、親族にはもう1人、徴兵で政府軍兵士になっている従兄弟の息子がいるのですが、彼は長いこと連絡がとれていないということです。

 以下はロシアに脱出した義母情報。
▽政府軍兵士の離脱が増えたため、政府軍は兵士不足。それで以前は軍が徴兵狩りで各戸をまわっていたのが、今では検問所で身分証をチェックし、17歳半くらい以上を問答無用で徴集しているとのこと。タテマエでは現在、18歳以上らしいのですが、兵士が足らないので半年くらい前倒ししてしまっているということです。
▽政府軍情報部グループが反体制派狩りをする場合、しばしばイラン人が参加。家宅捜索や尋問はシリア人が担当しますが、最後の処刑はイラン人が担当しているとのことです。
(こうしたイラン人を義母は直接は目撃していませんが、ダマスカス郊外県の親族の多くが目撃しているとのことです。この手の話は誇張がつきものですが、イラン人が暗躍していることはまず間違いないでしょう。ただし、抗争の主役はあくまでシリア人同士なので、池上解説の言う代理戦争などというものではありません)
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  1. 2012/12/29(土) 13:24:33|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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