ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

次はミサイル大型化へ

 昨日、TBS[ひるおび」に出演し、北朝鮮衛星問題について解説しました(報道各社は「衛星打ち上げと称する事実上の弾道ミサイル発射」と表記し、タイトルでは「北朝鮮ミサイル」と端折るのが一般的ですが、もう「衛星打ち上げ」でいいんじゃないかと思いますね。べつに北朝鮮の肩をもつつもりはないですが)。
 準備は着々と進んでいるので、不具合は今のところは生じていないようです。あとは天候次第という感じでしょうか。
 それより気になるニュース。
▽朝鮮新報「北、『銀河3号』以上のロケット作る」(中央日報)
 今回飛ばすテポドン2改は、旧来型モデルのマイナーチェンジなので、発射してもあまり軍事的な意味はありません。「ひるおび」でもちょっと触れたのですが、アメリカで「射程1万キロ」とか報じられたので、いよいよ凄まじく性能が向上しているとの印象がもたれていますが、あれは超軽量のペイロードで第3段ブースターを飛ばした後の部分の話です。今載せているのは100kg程度のものなので、ミサイルの弾頭とすれば軽量すぎます。
 将来的に核爆弾を搭載するとすれば、ペイロードも700~1000kgくらい欲しいので、そうなれば飛距離は全然短くなってきます。防衛省は最大で6000kmと推定しています。
 ペイロード1トン時のテポドン2改の射程は実際にはわかりませんが、ひとつの参考としては、衛星軌道投入用の低高度の飛翔経路で、第2段ブースターの落下予定地点が、発射地点から約3000kmですから、それよりは遠くなります。飛翔経路モニタリングと、外見からの第3段目部分の重量推定値(推定1トン程度と思いますが。それプラス今回は衛星分と仮定ですね)から、細かく計算すれば、だいたいの射程を推定できるので、それは防衛省が計算するはずです。
 それはさておき、上記の記事です。
 朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」が「宇宙開発5カ年計画の必須工程」と題し、「光明星3号の発射が成功してこそ次の段階に移行できる」とし「次の段階は静止衛星の開発。『銀河3号』より大きい大型運搬ロケットの開発にも着手する」と伝えたとのことです。
 まあ、そういうことでしょう。平和的な宇宙開発をタテマエにICBM開発というのは既定路線です。
スポンサーサイト
  1. 2012/12/08(土) 12:38:46|
  2. 著作・メディア活動など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<ダマスカス封鎖 | ホーム | シリア軍サリンにイランと北朝鮮の影>>

コメント

たまたま在宅していたのでひるおび、拝見しました。
どちらかというとワイドショーで不得手なはずの安全保障問題を扱うのに、時間もかなりとっていたし、番組としてかなり頑張っていると思いました。
  1. URL |
  2. 2012/12/09(日) 23:37:05 |
  3. うそこばん #mQop/nM.
  4. [ 編集]

なぜか北朝鮮関連は数字がいいそうです。
  1. URL |
  2. 2012/12/10(月) 23:30:12 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/1071-fee569ca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。