先日、朝日新聞が報じたテポドン発射準備ですが、どうやら準備しているのは事実のようです。
▽北朝鮮 12~1月にミサイル発射可能性=韓国軍高官(聯合ニュース)
▽北朝鮮、数週間以内にもミサイル発射可能か 衛星写真に兆候(CNN)
CNNによれば、デジタルグローブは「数週間以内にも発射可能な状態になる可能性がある」と分析。他方、韓国軍高官は聯合ニュースに対し、「12月から1月に発射する可能性が高い」と伝えています。
そこまで準備しているなら、おそらくやるつもりなのでしょう。技術的な面はおそらくクリアしていると思われますので、いずれ機会をみてリベンジというのは既定路線だったと思います。
もっとも、通常、発射の1ヶ月前までには国際海事機関(IMO)など関係する国際諸機関に通告するのが通例なので、現時点で通告していないということは、12月中に発射される見通しは少ないと思います。おそらく、技術的な部分で万全を期すために、ある程度慎重に時間をかけて準備するのではないかなと思います。
ちょうど韓国が明後日29日に大型ロケット「羅老」で衛星打ち上げを予定しているので、それを受けて北朝鮮は「南朝鮮がよくて共和国がダメというのはおかしい」という理屈で打ち上げ計画を発表するつもりかもしれません。
打ち上げはおそらく1月以降になると思いますが、タイミング的には、「記念行事」に位置づけるのが内外に理由付けがしやすいので、1月8日の金正恩の誕生日、あるいは2月16日の故・金正日の誕生日の前後が有力な気がします。
ところで、本当にテポドン発射計画が通告された場合ですが、再び日本は前回同様、怒涛のPAC-3大騒動になるのでしょうか? 失敗続きの韓国の「羅老」だって同じようなものなのですが、こちらは騒動になりませんね。
やはりなんといっても「テポドン」のネームバリューは格が違うということでしょう。「ナロ」と言われてわかる人は、日本にはほとんどいないと思いますし・・・。
(追記)
テポドン発射となれば、ちょっと前のエントリーで書いたように、今度こそ北の核実験⇒核ミサイルで日本射程内へ!ということも考えられるわけですが、そう考えると、自衛隊最高指揮官が野田総理なのか安倍総理なのか、はたまた石原総理なのか・・・ではいろいろ対応が変わってきそうですね(まあ安倍総理なのでしょうが)。
また、先般の自民党総裁選が違った展開になっていれば石破総理などというのもあったわけですし、はたまた将来的には橋下総理というのもありそうだし・・・。あるいは、ちょっと前なら菅総理か鳩山総理だったりしたわけですし・・・と思うと、誰が総理大臣かで国民の安全は結構大きく左右されるものなのだな、と改めて実感です。
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- 2012/11/27(火) 21:56:25|
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