韓国主要各紙によると、金寛鎮国防部長官が11月22日、陸軍第3軍司令部にて「北朝鮮が大統領選挙を前後して挑発する可能性がある。その時は厳しく対応する」と発言したとのことです。
朝鮮半島では、ちょうど2年前の今日が延坪島砲撃事件の日。韓国では記念式典が行われるが、南北間で口撃の応酬になっています。
そんななか、アメリカが偵察衛星で、北朝鮮のミサイル発射実験場で長距離弾道ミサイルの発射準備らしき動向を捉え、日韓両政府に通報したそうです。
朝日新聞によると、「11月初め、平壌市山陰洞にある兵器工場からミサイル部品とみられる貨物が、平安北道東倉里のミサイル発射基地の組み立て棟に運び込まれた。衛星写真が捉えた貨物の形状は、4月に北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルと一致するという。4月は貨物の運び込みから約20日後に発射していることから、今月末には発射が可能になる計算だ」とのことです。
北朝鮮は核とミサイルの開発に関しては、政治的日程というよりは、軍事的・技術的な開発タイムスケジュール優先でやってきているのですが、テポドンに関しては、ほぼ技術的には準備が完了しているわけなので、あとはタイミングを見計らっているところかもしれません。
仮にここでミサイル発射をやって、米韓の制裁を受けたら、それを口実に今度はいよいよ核実験という可能性も皆無ではないと思います。そろそろ小型起爆装置の実験をやってもいい頃ではないかなという気がします。
北朝鮮の核やミサイルに関しては、今春のような具体的な実験のニュースがないと、なんとなくストップしているような錯覚に陥りがちですが、彼らは常に一貫して核ミサイルの技術開発に邁進しているということを忘れてはなりません。
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- 2012/11/23(金) 11:54:18|
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