ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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イスラエルVSハマス

 JBPRESSに下記の記事を寄稿しました。
▽中東情勢最大の危機が到来! イスラエル軍が戦線拡大する本当の狙いとは
 上記入稿後、つい先ほど入ってきた速報では、ネタニヤフは地上部隊投入を一時保留することにしたようですが、まだ現時点では継続的な停戦はたぶん難しいでしょう。まだまだハマスのロケット弾攻撃が続いていますが、思いのほかハマス側の反撃が続くので、イスラエル軍は攻撃を緩めないと思います。

 ところで、シリアの反体制派SNSでは、もちろんイスラエル非難の声も多いのですが、ここ数日、ハマス非難がものすごく増えています。ハマスのせいでイスラエルVSパレスチナに世界の注目が映ってしまったことに対して、ハマスはイランの口車に乗って余計なことをしたと思われているからです。真相はわかりませんが、結果的にシリア革命の大きな邪魔になったのは事実ですね。

 ところで、ちょっと気づいたのですが、私は、パレスチナでもシリアでも、はたまた尖閣でも北朝鮮でも、さらにはオスプレイでも原発でも、いわゆる左翼系というか進歩的文化人系というか、あるいはリベラル派というような方々と、なぜかたいてい真逆の意見になってしまうようです。べつにわざとやってるわけではないのですが・・・。

 ところで、もう1ヶ月も前にJBPRESSさんの寄稿した尖閣問題の記事が、いまだにアクセス数第3位にランクインしていました。やはり領土問題は関心が高いのでしょう。できれば中東問題にももっと関心を持っていただきたいのですが、なかなか難しいですね。
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  1. 2012/11/21(水) 01:35:10|
  2. 著作・メディア活動など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<シリアの義父の死 | ホーム | 中国側の領海侵犯には尖閣上陸で応じよ>>

コメント

今回のイスラエルとハマス間の難しい停戦合意を成し遂げたのは米国のクリントン国務長官とエジプトとという事になっていますが、この実現の為にシャトル外交を実際にしていたのはイスラエルの諜報機関モサッドのトップであるタミール・パルド自身でした。

要人暗殺や準備をするのも諜報機関ならば和平交渉の裏方をやるのも諜報機関ですね。日本のメディアはこの事を全く報道していない様ですが。
  1. URL |
  2. 2012/11/23(金) 03:48:41 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

以下はイスラエル右派政党リクード系の『イスラエル・ハ=ヨーム』の記事です。
御参考までに
http://www.israelhayom.com/site/newsletter_article.php?id=6486
  1. URL |
  2. 2012/11/23(金) 04:46:25 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

エジプトの総合情報局が動いていたことは、いくつかの米英メディアで見ましたが、モサド長官のことは知りませんでした。ご教示ありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2012/11/23(金) 21:56:53 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

黒井先生のJBPRESS記事を読ませて頂きました。

イスラエルの安全保障第一主義など全く同感です。ただ、今回はシャバックなどインテリジェンス・コミュニティーが戦線拡大に難色を示した。それはガザ攻撃を陸上に拡大した場合にエジプトやヨルダンとの和平条約が持たないという判断から。先週ヨルダンで王制反対デモが有り、エジプトでも反イスラエルの機運が強い。これは米国の利益に決定的に反する。

一方イスラエルでは南部のロケット被害地帯を中心に強硬な世論の突き上げが有り、さらにもう一方で諜報機関の戦線不拡大の合理的判断があった。

七万五千人もの予備役兵導入で徹底した陸上戦をやると見せてぎりぎりで停戦に合意。しかも、停戦当日にはバス爆破テロがあったのに拘らず強硬論を抑えた。ネタニヤフも指導力を発揮し始めた。来年初頭の選挙ではリクードと我々の家イスラエルの二大右派政党による大連合が安定多数の強力政権を作る。

そうなって初めてネタニヤフは大幅な譲歩を含めてパレスチナと交渉出来る政治的条件が得られる。パレスチナとの関係改善はイラン対策の基礎となるのでシリア情勢との関連も含めて変化が見逃せません。
  1. URL |
  2. 2012/11/23(金) 23:18:19 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

それから、記事中のイスラエル諜報機関がガザの状況をつかんで無いという箇所を見て、第二次レバノン戦争を思い出しました。

かつてイスラエルには、1950年代や60年代に移民してきた中東・北アフリカ系ユダヤ人の子弟がふんだんに居て、アラビア語が堪能な彼らが兵役に行き諜報要員となるのがイスラエルの資産だったが、移民も二世三世となるとアラビア語を母国語並みに操る人材はほぼ居なくなった。

モロッコやイエメン系の子弟達は完全にイスラエル化してアラビア語が理解できず、学校教育でアラビア語が優秀なのはむしろ欧米系の子弟となっている。(というか混血が進み中東・北アフリカ系とかいうアイデンティー自体が形骸化している)。

従って、軍の諜報局も多くは欧米系でインテリジェンスの比重はますます電子情報に頼らざるを得なくなっている。正直、「ユダヤ人のアラビア語よりもイスラエルで教育を受けたアラブ人のヘブライ語の方が上」である。

元諜報局で努めて国防省から奨学金を貰ってアラビア語を研究していた知人にそう聞いたら、「問題有り」とあっさり認めた。語学教育で補っても難しい部分が有るのではないか。

かつて、レバノンではイスラエル軍が駐留しており、それを背景に南レバノン軍などの協力者から良質な情報が取れていた。だが、2000年にイスラエル軍撤退以降はヒズボラによる徹底した協力者粛清が行われたのでモサッドとしてもそう簡単に情報を取れなくなった。

ガザの場合は2005年にイスラエル軍が撤退したが、情報収集の担当は対外諜報機関ではなく国内治安機関のシャバックという違いはあるが、軍駐留の背景無くして敵の中で情報収集するのは極めて難しい。

イスラエル諜報機関万能説があり、それゆえのモサッド陰謀論が絶えないが、要は人間のやる事である。

ヒューミントの得意とされるイスラエル諜報機関軍であるが今後はますますハイテク頼りにならざるを得ないのでは無いでしょうか。

  1. URL |
  2. 2012/11/24(土) 00:02:56 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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