ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シリア政府軍がイスラエルを挑発

▽イスラエル「報復」攻撃 シリア軍の大砲を直撃(東京新聞 11月13日)
 ゴラン高原の「国境」はシリア側、イスラエル側双方から行ったことがありますが、もともと互いの軍が目の前に見える位置にあります。丘陵の上にイスラエル軍基地があって、麓のシリア軍前方拠点を見下ろすかたちです。
 両軍の衝突が起きないように存在しているのが、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)、そこに96年から我が自衛隊が派遣されています(現時点で47名)。

 今回のイスラエル軍の攻撃は、シリア政府軍から砲撃を受けたことに対する報復で、通常の軍事的措置になります。問題は、シリア政府軍がなぜイスラエル側を砲撃したかということでしょう。
 シリア政府軍はすでにトルコ領内を砲撃して、トルコ軍の報復攻撃を受けたことがありますが、それはトルコ領内を聖域とする反政府軍を攻撃するためでした。しかし、ゴラン高原は「境界線」をイスラエル軍がきっちりガードしており、シリア反政府軍が活動拠点としているわけではありません。
 やはり懸念されるのは、民衆蜂起で追い詰められたアサド政権が、独裁政権の正統性を打ち出すために、「アラブの大義」を持ち出して、イスラエルを挑発することです。かつて湾岸戦争の際、サダムがイスラエルに執拗にスカッドを撃ち込んだのと同じ発想です。
 現時点ではほんのジャブ程度ですが、今後、さらにアサドが追い詰められていくと、イスラエル挑発がエスカレートしていく可能性があるかと思います。
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  1. 2012/11/13(火) 09:41:55|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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