ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シリアTVのコメント捏造と内戦の経緯

 下は、本日発信されたドゥーマの反体制派が作成したビデオです。
▽シリアTVのコメント捏造と内戦の経緯
 話しているのは、ドゥーマの住民。彼は昨年の民衆デモ開始時にアムン(総合治安局)に暴行されましたが、その一部始終を政府系TVの取材クルーに話しました。ところが、その映像素材の一部を切り取り、歪曲して、あたかも別のグループによって暴行されたかのように編集されて放送されました。
 独裁政権のTVですから、日常的に行なわれている当たり前の捏造ですが、使われた本人が全否定していますね。
 上記ビデオはまた、当初は非武装の平和的なデモだったのを、アサド政権がひどい暴力で圧殺したことから、内戦化が進んできたことを、実際にドゥーマで撮影された映像素材の数々から示しています。
 シリアでこの20ヶ月で起きたことは、要するに、こういうことです。
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  1. 2012/11/11(日) 16:57:35|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<シリア政府軍がイスラエルを挑発 | ホーム | 市街戦最前線>>

コメント

しかし、冷静に考えれば空軍を持つ政府軍に対して反政府軍は一機の戦闘機や爆撃機やヘリコプターを保持していないのにどうやって倒す事が出来るのだろう。

さらにシリア政府軍には一万発のミサイルが有り、これを国民に使用しないという保証は無い。

アサドの今までの行動からすれば、いざという時には化学兵器使用も辞さない。

もしか、すると何十万という犠牲者を出す内戦は今始まったばかりかも知れない。
  1. URL |
  2. 2012/11/13(火) 04:04:50 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

ようやくリビア・ケースの最初の段階といったところでしょうか。しかも、リビアはNATOの介入がありましたが、シリアは厳しいですね。
とはいえ、シリア反体制派はもう引く気はないようです。いずれアサドはカダフィと同じ運命でしょうが、残念ながらそれまでさらなる流血は避けられないでしょう。
  1. URL |
  2. 2012/11/15(木) 23:08:22 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

アルジェリアの対仏独立戦争では五十万人の犠牲者が出ています。

シリアの件でも膨大な死者を出す前にどこかの諜報機関がバシャール・アサド大統領を一人を始末すれば済む事ではないのか。

  1. URL |
  2. 2012/11/16(金) 06:47:56 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

はじめまして、シリア関連の動画を検索していたら貴ブログがヒットし、数々の貴重な経験や情報を得られた御礼もかねて書き込ませて頂きます。

Youtubeなどでも政府系のチャンネル(SyriaTubeとかそんな名前だったような)をいくらか観たのですが、アサド政権側の意図としては「原理主義勢力のテロとの戦い」として今般のシリア内戦を捉えてほしいというのはあるようですね。日本国内でも、当初(前年度上半期あたりでしょうか)はアサド政権に反発する民衆の示威運動として報道されていたように記憶しています。示威運動が何度か政府側の銃撃によって強制的に鎮圧させられたとかそういう話もあったと思います。それが反政府勢力の武装蜂起の原因となり、当初は反政府勢力は重火器や航空兵力を持たないという不利を補い、地元住民の多数から支持を受けているという利を活かすために非正規戦の形をとって政府勢力に抵抗した。アサド側はそれに対抗して、重火器や航空機を動員し、そこに住んでいる民間人(=武装闘争をしない人達)諸共一掃するやり方に出た、とこういう状況になっているのかなと私は理解しています。
シリア内戦について不勉強なのは承知しておりますが、私はアサドは明らかに引き時を捉えなかったと思います。今回の内戦は、シリアの国力、そして軍隊も大きく疲弊させたことでしょう、シリアという国を愛するのであれば到底できない決断をアサドはしたのだと思います。
  1. URL |
  2. 2012/11/30(金) 19:10:12 |
  3. AJAX #qXOZr2Kk
  4. [ 編集]

AJAX様 コメントありがとうございます。
 シリア内戦の実態は仰るとおりで、独裁者の権力死守ということでは非常にシンプルな話です。
 アサドは間違った判断をしましたが、サダムもカダフィも同じ。ベン・アリもムバラクも軍に捨てられただけで自身は同じ判断でしたから、独裁者の性なのだという気がします。
  1. URL |
  2. 2012/12/01(土) 15:23:34 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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