ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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空爆の瞬間&逃げ惑う住民

 こちらは戦闘機による空爆の瞬間
▽空爆シーン
1106SR02.jpg
 11月6日。アルビン。

 他方、下は別の町ですが、政府軍の攻撃が迫り、逃げ惑う人々の姿です。国家によるとんでもない暴力のなかで生きる暮らしとはどういうものか……こちらはとくに残虐なシーンはありませんので、ぜひ多くの方に見ていただきたい映像です。
▽政府軍の攻撃を受ける町の住人たち
1106SR03.jpg
 11月6日、ホウラ(ホムス)。
 こうしたシーンに対し、反米陰謀論陣営では「反政府軍のテロリストが悪い」とのトンデモ論法を持ち出しますが(本日も、とあるCSの番組で陰謀論が堂々と力説されていて、思わず脱力してしまいました)、映像を見れば明らかですが、普通のおばさんや少女たちは誰もそんなこと言ってません。大量殺人犯であるバシャールに対する憎悪の声しか聞こえませんね。
 こうした現地の人々の言葉こそ、もっとも事実を伝えるものでしょう。言葉がわからない方でも、その怒りと戸惑いは充分に伝わると思います。心の耳で、彼らの叫びを感じていただきたいと切に思います。

(追記)
 先週土曜日のエントリー「内戦か虐殺か・その2」でカフランベルのデモの写真を紹介しましたが、この町のデモを仕切っているおばあさんの紹介映像。
▽カフランベルの70代女性活動家(アルジャジーラ)
1106sr04.jpg
 家族は政府軍に殺害されるか、国外に逃げるかして、たったひとり残っているそうです。こんな年齢でも、バシャール打倒の立派な闘士として頑張っています。
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  1. 2012/11/06(火) 20:08:39|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<「情報戦」陰謀論の罠 | ホーム | 戦車が戦車を砲撃>>

コメント

シリア政府に加担する陰謀論は実名でその発言と共に記録しておくべきですね。

何か見えて来るかもしれません。

単なる馬鹿かそれとも旧赤軍系北朝鮮系左翼かとか。
  1. URL |
  2. 2012/11/07(水) 03:18:03 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

空爆シーン

政府軍機がフレアーを使っています。
以前の映像ではあまり見ない感じです。(私のリサーチ不足かもしれませんが)
最近使い始めたのならば、反政府側への携帯SAM普及の傍証ともいえます。
私も今の状況を自国民への虐殺と捕らえておりますので、これは良い方向
だと思っています。
以前の映像でSA-2を鹵獲したものがありましたが、さすがにあれは反政府側では
使いこなせないでしょうね。携帯SAMの普及で形勢ができるだけ早く逆転すれば
いいのですが。
  1. URL |
  2. 2012/11/07(水) 12:56:34 |
  3. 高岡 #-
  4. [ 編集]

道楽Q様 コメントありがとうございます。
誰にも間違いはありますから、そこまでは考えておりませんが、シリアの問題は多数の人間の今日明日の生死がかかったきわめて深刻な問題なので、誤った言説が拡散するのを少しでも防ぎたいと思い、このようなエントリを書いています
  1. URL |
  2. 2012/11/07(水) 17:56:35 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

高岡様 コメントありがとうございます。
航空機撃墜シーンのこれまでの映像だと、ほとんどが対空機関砲によるものに見えますが、フレア散布の映像がちょっと前から(はっきり覚えていませんが、2週間くらい前からでしょうか)出てきているので、MANPADSが出回っている可能性はあります。
ロシア政府筋は盛んに「アメリカのスティンガーが持ち込まれている」と喧伝していますが、それは確認されていません。
政府軍の防空基地がいくつも制圧されていますので、そこからロシア製のものを鹵獲したのではないかなという気がしますが、自由軍は武器を入手したら喜んでユーチューブにアップするので、それがほとんど出ていないのは謎です。
  1. URL |
  2. 2012/11/07(水) 18:09:26 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

黒井先生の仰る「誰にも間違いはある」というのは御尤もですが、問題は確信犯で陰謀論をやっている勢力ないし個人があるという事。

例えば某「国際情勢解説者」はアラブの春が始まるはるか前からシリアの反政府勢力を批判していました。

その人物は言わずと知れた親北朝鮮・親イラン派で、そこにシリア=イラン=北朝鮮=日本左翼という構図が未だに有るのかなと学ばされました。

最近でも北朝鮮はかえってシリアとの関係を強化してますね。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/05/2012110502587.html

ポルポトを支持していたジャーナリスト達は何ら反省する事無く出世・成功街道を驀進していった事の繰返し。

また、ナンダカナと黒井調が出てしまいます(笑)。
  1. URL |
  2. 2012/11/08(木) 02:14:59 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

 そういう方面の方々は、今ではほとんど日本社会で影響力がないので、私は基本的にはあまり気にしなくていいと思っています。オスプレイとか原発とかでは弊害も出ていますが、そちらは他に専門家がたくさんいらっしゃいますので、お任せと。
 ただ、アラブの春の関連では、なぜか妙な反米陰謀論みたいな特殊な言説がたしかに目立ち、一般メディアに影響を及ぼしかねない兆候があるので、国際標準に近い反独裁の視点をもっと伝える必要を感じています。
  1. URL |
  2. 2012/11/08(木) 23:04:06 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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