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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

上杉鷹山

母方の一族が米沢藩出身で、墓所もあることから、子供の頃、家族で墓参りに行ったものです。
で、当時の自分はまだご先祖様の実兄の直江兼続がそんなに有名な武将だったとは理解してなかったのですが、それより印象に残っているのは、江戸時代中期の藩主・上杉鷹山のことですね。
というのも、「上杉藩は鷹山という偉い殿様がいたのだ」ということを、子供時代からしばしば聞かされていたからです。
なんで親たちがそういうことを言うのかというと、鷹山は倹約家として有名だからです。親としては「ものを粗末にするな」との教えですね。おそらく米沢出身或いは同地に縁のある人の多くは似たような子供時代の経験があるのではないかなと思います。
上杉鷹山はもともとは日向高鍋藩主の次男に生まれ、上杉藩主の養嫡子となった人物です。当時の上杉藩は借財まみれの破綻財政状態にあったのですが、鷹山は藩財政の体質改革と積極的な産業振興で藩を救いました。
上杉家の英雄といえば謙信ですが、謙信は越後の人というイメージが強く、米沢ではむしろ鷹山が人気があったりします。鷹山は殿様でありながら、家来や領民に倹約を奨励するにあたり、自ら質素な生活をしたということもよく言われています。
もっとも、子供時代の自分はやっぱり上杉といえば謙信でしたね。経済改革の重要性などというのは大人になってわかることで、小さい頃は「倹約したから偉いなんてつまんないな」くらいに思ってました。バカですね(笑)。
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  1. 2016/02/27(土) 03:31:10|
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藤原鎌足と馬庭念流

 以前、当ブログで、私の母方のご先祖様が、上杉藩家老の直江兼続の実弟(樋口秀兼)で、そのまたご先祖様が木曽義仲四天王の樋口兼光で、さらにそのご先祖様は中原氏という朝廷実務職だということを書きました。
 で、「真田丸」でちょっとまた歴史づいたので、いろいろ調べてみたところ・・・
 まず、樋口兼光子孫の樋口氏の別系統で、直江兼続とほぼ同世代の人物に、樋口定次という人物がいることがわかりました。この樋口家は剣豪の血筋で、代々、「念流」「神道流」という流派の剣術・兵法家だったそうなのですが、その17代の樋口定次は上野国馬庭(現在の群馬県高崎市)の住人で「馬庭念流」という剣槍術の始祖だということです。遠い縁戚ではありますが、小中と剣道部(ダメダメ補欠部員)だった身としてはちょっと嬉しいですね。
 そういえば、わが直系ご先祖様の上杉藩の樋口家も、江戸時代は代々、上杉藩の槍術師範の家系だったとのことなので、武術が得意な一族ということでしょうか。
 それと、直接の血縁ではないのですが、兼続が婿入りした直江家ですが、その家系を辿ると、なんと藤原氏の始祖の藤原鎌足の名が! 朝廷実務職どころか、なんと「大化の改新」!! 遥か遠い遠い遠い縁戚ですが、歴史ファンとしてはこれもなんとも興奮です(笑)
  1. 2016/02/23(火) 03:56:39|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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