ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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白い国籍のスパイ

 前エントリーで、「昔、ラジオドラマでスパイ物を聴いた」という話を書いてから、ずっと気になってしかたがありませんでした。そうしたドラマはいくつも聴いていたのですが、なかでもとくにズバ抜けて面白かった記憶がある作品が、どうしても思い出せなかったのです。
 で、今はネットという便利なものがあるので、思いつくキーワードで検索してみました。で、わかりました。ヨハネス・マリオ・ジンメルの『白い国籍のスパイ』という作品でした。試験勉強の合間にこういうのをよく聴いていたので、中学から高校にかけてくらいの頃と思います。そうでした、NHK-FMでした。
 ネット検索ではすっかり忘れている過去の話でも、思いがけなく面白いことがわかったりします。『白い国籍のスパイ』の主人公の声優さんは、あの岸田森さんだったそうです。岸田森さんといえば、私の世代なら何と言っても『傷だらけの天使』の人ですね。
 今ちょっと某仕事に追われているのですが、時間が出来たらまず『ソルト』を観て、それから『白い国籍のスパイ』を読み直そうかな、なんて考えております。どちらもハードボイルドというよりは軟派な感じですが。
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  1. 2010/08/11(水) 00:36:24|
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小学生新聞

 8月5日付『朝日小学生新聞』にコメントを採用していただきました。小学生向けに、スパイについての解説です。
 小学生あたりですと、スパイに対してどんなイメージを持っているのでしょうか? かつては「スパイ大作戦」とか「007」とかのわかりやすいサンプルがありましたが(リアル・ワールドとはだいぶ離れちゃってますが)、さて今どきの子は??
 私自身は少年時代を思い返しても、そんなに知りませんでしたし、興味もありませんでした。ボンド・ガールとかには興味ありましたが。
 中3くらいの頃、ラジオドラマでたまたま海外のスパイ物を聴き、それがきっかけで早川あたりの翻訳スパイ小説に一時期ハマッた記憶はあります。大学生になって海外旅行に行くようになり、ベルリンで「チェックポイント・チャーリー」を通ったときには、「おおお、ここかー!」なんて、ちょっと興奮しました。
 冷戦が終わって20年。今回の「美人すぎるスパイ」みたいな話は、ずいぶんアナクロな感じになりました。純粋なスパイ活動とは違いますが、現代の情報活動ということなら、やっぱり『24』が私のイチオシです。シーズン5あたりからはちょっとグダグダですが。
  1. 2010/08/09(月) 01:46:15|
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元ムサシ機関長が実名証言

 8月1日付『朝日新聞』に、「中ソ諜報<ムサシ機関>私が率いた 元陸将補が証言」という記事が掲載されました(→ネット版)。陸上自衛隊の秘密情報部隊の元機関長が、同新聞の谷田邦一編集委員のインタビューに応えたものです。
 今回、初めて実名で証言されたのは、60年代に陸幕第2部情報1班特別勤務班(秘匿名・武蔵)の班長だった平城弘通・元陸将補(89歳)です。同機関について私はその内幕を『軍事研究』『週刊朝日』などに書いたことがありますが<u>(→過去エントリー)、その情報源のひとりが平城氏でした。
 そのときは、まだ実名ではお話していただけなかったのですが、同組織についてはいろいろ虚実ないまぜの情報が流布していることもあり、ついに実名で正確な情報を公表する決意をされたようです(来月、実名手記を講談社から出版されるということです。同社は例の本の版元ですが、今回はいっきに名誉挽回ですね)。
 平城氏は同記事でこう語っています。
「邪悪な謀略機関というイメージを払拭し、国家の正当な情報収集活動だったことを明確にしたかった」
 まったくもって、そのとおりだと思います。
 まだご存命の方のなかで、平城氏はおそらくもっとも古い時代の特勤班のことをいちばん良く知る人物ですが、70年代以降の同組織については、その後任の班長か、当時の2部長、あるいは情報1班の連絡幕僚の方が、もっとも良くご存知のはずです。とくに金大中事件当時の頃まではいくらかわかってはいるのですが、それ以後、この秘密機関がどのような経緯を辿ったかは、まだ当時の関係者の正確な証言は出ていません。何人かの関係者には私もアタックしてきたのですが、まだほとんどお話しいただけていません。
 国家の安全保障のため、正当な情報収集活動をしていたのならば、ぜひとも真実を明らかにしていただきたいと思います。
  1. 2010/08/07(土) 13:10:28|
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アブドラ・アザム旅団とは

 7月28日にホルムズ海峡で商船三井が保有するタンカーが損傷した件で、「アブドラ・アザム旅団」という名前の組織がネット上で自爆テロの犯行声明を発表しました。
 アブドラ・アザムはイスラム・テロ研究者のあいだでは超有名な人物の名前です。ヨルダン系パレスチナ人のイスラム法学者で、79年のソ連軍アフガ二スタン侵攻の際、いち早くパキスタンに入って「信奉者の家」(ベイト・アル・アンサル」という組織を立ち上げ、アラブ人義勇兵組織化工作を行っています。海外からアラブ人義勇兵を送り込む「奉仕者事務所」(マクタブ・アル・キダマット」という組織も作っていて、それらに若き日のあのウサマ・ビンラディンが合流し、アザムが89年に殺害された後、ビンラディンがそれを受け継いでアルカイダを作っています。
 そういうわけで、ビンラディンのお師匠でもあるアザムの名前は、彼らの世界では超崇高なものとなってます。アブドラ・アザムの名前を名乗った過激派組織は、以前にもありました。パレスチナのイスラム組織「ハマス」の軍事部門「イッザルディン・アル・カッサム旅団」に所属する自爆テロ別働部隊のひとつが「アブドラ・アザム旅団」(あるいはアブドラ・アザム部隊)でしたし、2004年にエジプトのタバで発生した同時自爆テロ(三〇数人殺害)や2005年のエジプトの高級リゾート地シャルム・エルシェイクで発生した同時自爆テロ(88人殺害)を起こしたグループも「アブドラ・アザム旅団」を名乗りました。後者はそろらくアルカイダと非常に密接な関係にあるエジプトのイスラム過激派「イスラム集団」もしくは「ジハード」の系統のグループと思われます。
 いずれにせよ、アブドラ・アザムの名前を組織名に使うということは、アルカイダの系統か、少なくともアルカイダを信奉しているグループということになりそうです。
 これまでこうした連中は、実際には日本人や日本の権益を標的にするということがほとんどなかったので、わざわざ日本タンカーを選んで狙ったのだとすれば、非常に珍しい事案といえます。
 まあ、だからといって、日本はまだまだ対テロ戦のアウトサイダーですから、「これからは日本も標的になる!」とはまず考えられませんけれども、今回の犯行グループは犯行声明で「イスラム教徒の土地から資源を収奪する不信心な世界」を攻撃したとしていますから、まったく無関係でいられるということでもないことは知っておく必要があるでしょう。
  1. 2010/08/04(水) 15:06:46|
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「美人すぎるスパイ」に関連して・その2

 告知です。本日22:00~23:45のJ-WAVE「プラトン」という番組にお招きいただき、「美人すぎるスパイ事件」絡みで、現代スパイ事情についてお話させていただくことになりました。ナビゲーターはアンジャッシュの渡部健さんです。

 ところで、どうでもいいプチ自慢です。前回エントリーで、『ソルト』のアンジェリーナ・ジョリーなら「美人すぎるスパイ」そのものだよなあ、なんて感じのことを書いたら、まったく関係ないですが、20年くらい前にあるパーティでハリウッド女優と5分くらいサシでお話したことがあるのを思い出しました。ケリー・マクギリスさんという女優さんです。『トップガン』でトム・クルーズの相手役の女性教官役をやった人です。美人ですが、なんというかエラく貫禄のある姐さんな感じでした。どうってことのない話ですが、以上プチ自慢でした。

 さて、すでにお知らせしましたが、本日午後12:30~14:00、以前出演させていただいたNHK衛星ハイビジョン『世界史発掘 時空タイムズ編集部』「知られざる奇跡の行進~ベルリンの壁はこうして崩壊した~」の再放送があります。こちらの司会は俳優の平泉成さんです。
  1. 2010/08/02(月) 07:01:08|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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