お世話になっております日新報道の倉内慎哉さんが幹事をされています定例勉強会にて、6月3日(木)に、三沢基地を中心に在日米軍ウォッチャーとして著名な『東奥日報』の斉藤光政・編集委員の講演が開催されます。普天間問題で在日米軍の問題が大きくクローズアップされている今、興味のある方はぜひご参加ください。どなたでも参加歓迎です。勉強会といっても、いたってざっくばらんな雰囲気で、たいていその後はビール等(実費)で懇談になりますので、お気軽にどうぞ。
以下、ご案内を転載いたします。
サムライの会・第64回例会
「東奥日報」編集委員の斉藤光政氏をお迎えします。青森県に本社のある地方紙の記者として、斉藤氏は「もうひとつのオキナワ」といえる米軍三沢基地への徹底的な取材を敢行して高い評価を得ました。いま大きな関心を集めている在日米軍再編問題の取材では、米軍機密文書や軍関係者のインタビューを通して、米本土防衛の前線基地と化した日本列島の姿を浮かび上がらせています。在日米軍基地の意味と米軍世界戦略に組み込まれた日本の現状をお聞きします。
講師:斉藤光政(さいとう・みつまさ)氏
1959年岩手県盛岡市生まれ、青森県八戸市で育つ。1983年東奥日報社(本社・青森市)入社。司法・警察、防衛・基地問題、歴史・考古学などの各分野を担当。冷戦から現在までの米軍三沢基地の核と情報戦の真相に迫った長期連載「解かれた核の封印~三沢基地40年目の真実」で2000年に第6回平和・協同ジャーナリスト基金賞、在日米軍再編と北朝鮮問題についての報道で2007年に第11回新聞労連ジャーナリスト大賞を受賞。2009年、在日米軍基地の意義を問う一連の報道と著書『在日米軍最前線』(新人物往来社)で第9回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。著書に『偽書「東日流外郡誌」事件』(新人物文庫)など。
演題:「在日米軍基地の現在」
日時:6月 3日(木)午後6時半~
会費:3000円(軽食つき)
場所:「ル・パン」 港区麻布台1-11-2星野ビル2階 (東京メトロ神谷町駅下車1番出口、東京タワー方面徒歩5分、飯倉交差点角 螺旋階段昇る)
ところで、前エントリーでご紹介した『憚りながら』(後藤忠政著・宝島社)ですが、現時点でアマゾンのランキングで総合9位! あの『1Q84 BOOK 3』より上位です。すごいですね。
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- 2010/05/18(火) 06:29:28|
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お世話になっています「日新報道」の敏腕編集者・倉内慎哉さんから、同社の新刊『中国人民解放軍の正体』をいただきました。
著者の鳴霞さんという方は、私は残念ながら面識はないのですが、月刊『中国』主幹の在日中国人ジャーナリストです。内容から察するにバリバリの反中派のようですが、中国軍に関する日本語の書籍そのものがそれほど多くないので、興味のある方はぜひどうぞ
。(→アマゾン) たまたま多忙につき、私はまだ通読してはいないのですが、インテリジェンスに関する部分をみると、軍の情報機関である総参謀部第2部と、シギントなどの科学的情報収集等を担当する第3部についての解説があります。とくに「網軍」も統括していると思われる第3部については、英文資料も含めてあまり参考資料がありませんので、たいへん興味深いですね。インテリジェンス関連情報は必ずしもすべて裏がとれるわけではないのですが、興味深い参考情報としていろいろ勉強させていただこうと思います。
そういえば、『ワールド・インテリジェンス』でもかつて中国情報機関について特集しようとしたとき、非常に苦労したことを思い出しました。この分野で最新情報をフォローしている専門家がなかなか見つからなかったのです。
それは日本のどこかには凄い研究者ないし実務者などもいるのでしょうが、弊誌では結局、日本国内で適任の執筆者が思いつかず、台湾在住のジャーナリスト・本田善彦さんに、台湾の著名な軍事ジャーナリストである張友驊氏に取材していただいたという経緯があります。そちらの記事は拙編著『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』に再録していますので、興味のある方はこちらもぜひどうぞ
。(→アマゾン) なお、本田さんには軍事ドラマなどの中国軍のプロパガンダ傾向を分析した『人民解放軍は何を考えているのか』という面白い着眼点の著作もあります。こちらも非常に興味深い考察ですので、ぜひどうぞ。
(→アマゾン) ところで、本の紹介つながりでもう1点。
この十数年で私がもっともお世話になってきた大恩人である宝島社の剛腕編集者氏が担当された『憚りながら』がいよいよ明日発売になります。著者はその筋では超有名人である、あの後藤忠政・元後藤組組長。いやあ、これは面白くないはずがありませんね。日本の裏社会に興味のある方はぜひどうぞ
。(→アマゾン)
- 2010/05/14(金) 13:32:03|
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本日発売の『週刊エコノミスト』に、「拡大する中国のサイバー部隊 ベールに包まれた『網軍』の脅威」という記事を寄稿しました。
世界のITを牽引しているのは、当然ながらアメリカですが、その分野の最先端をゆく研究者・技術者には、膨大な人数の中国系(とインド系)の人材がいます。そうした豊富な人材を背景に、中国軍は「網軍」(ネット軍)という強力なサイバー戦部隊を編成しています。海洋の行動圏拡大を目指す中国軍の軍拡を懸念する声は多いですが、サイバー戦の分野も飛躍的に強化されている形跡があり、そちらも注意が必要です。
- 2010/05/10(月) 18:41:26|
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