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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』など

今月発売の宝島社『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』、同じく今月発売の宝島社『日本・秘密兵器大全』に記事を書いています。
また、ほんの少しですが、現在発売中の『SAPIO』の北朝鮮関連記事にコメントを採り上げていただいています。
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  1. 2008/05/17(土) 01:59:38|
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編集『世界の危険・紛争地体験ガイド』

『世界の危険・紛争地体験ガイド』
ロバート・ヤング・ペルトン著
→アマゾン
講談社 (1999/05)
ISBN-10: 4062690608
ISBN-13: 978-4062690607

そういえば、筆者にはかつて、裏方の編集者、あるいは監修者、あるいはリライターとして関わった書籍がいくつかありますが、そのひとつが、この本です。著者はバックパッカー+冒険家+戦場ジャーナリストのようなノリの人で、その道では世界的にわりと知られた人です。
  1. 2008/05/16(金) 15:31:11|
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一部参加『生物災害の悪夢』

●『ワールド・インテリジェンス』HP閉鎖のため、同サイト内のコンテンツ「編集長の本」から便宜的にこちらにテキスト・データを移動しています。

『生物災害の悪夢』
→アマゾン
別冊宝島 ¥952+税 宝島社 (2000/03) ASIN: 4796694951

 アメリカ炭疽菌テロを先取りした本書は、元ソ連の生物兵器開発責任者だったケン・アリべックや、オウム事件時に日本の警察庁や自衛隊のアドバイザー役も務めた米コロラド州立大の生物兵器専門家アンソニー・ツ教授などのインタビューも交え、本格的なアウトブレイクの警鐘本となっています。
 筆者は同書の中で、上記アンソニー・ツ教授のインタビュー記事および、日本にバイオ・テロが発生した場合の「危機管理シミュレーション」を執筆しました。とくに後者は、総理官邸の危機管理専門家にまで取材して構成した自信作です。
 他の執筆者は、野木恵一氏、横田博之氏、田嶋信氏、天笠啓祐氏、溝上憲文氏、粥川準二氏、石井政之氏、佐伯修氏、高橋繁行氏、瀬名秀明氏、武田徹氏

内容(「MARC」データベースより)
ニッポンが生物兵器の標的になる日、ロシアから拡散する「生物兵器開発技術」の恐怖、バイオハザード原論、未知なる「病原体」はどこからやって来るのか、など生物災害の悪夢を特集。〈ソフトカバー〉
  1. 2008/05/16(金) 15:11:46|
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プロデュース作『未解決事件の謎を追う』

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『未解決事件の謎を追う』
別冊宝島 ¥1,000 (税込) 宝島社 ; ISBN: 4796620362 ; (2001/01)
→アマゾン
文庫版は『迷宮入り!―昭和・平成未解決事件のタブー』と改題。
¥700 (税込)宝島社 ; ISBN: 4796622381 ; (2001/05)
→アマゾン

内容
許永中関連事件/オウム事件/グリコ森永事件/赤報隊事件/金大中事件/中川一郎怪死事件/山口組若頭射殺事件/岡村吾一邸強盗事件/共産党議長宅盗聴疑惑+東村山市議怪死事件/龍神興業会長射殺+富士フィルム専務刺殺事件/住友銀行支店長射殺事件/阪和銀行副頭取射殺事件/狂言誘拐+元証券マン絞殺/八王子スーパー強盗殺人事件/目黒バラバラ殺人事件/竹下元首相秘書怪死事件/ロッキード事件+平和相銀事件/7大政界スキャンダル(リクルート汚職、東京佐川急便、ゼネコン汚職ほか)/世田谷一家殺害事件(文庫版増補)

筆者が全体の企画構成・編集を担当しています。筆者が担当した同ムックシリーズでもっとも業績が良かった作品です。
黒井名では「自民党総裁候補“怪死”の謎に迫る~中川一郎はソ連エージェントだったのか」を執筆。元ソ連共産党国際部副部長イワン・コワレンコの証言(筆者による取材は91年)と、レフチェンコ・メモについて検証しています。
また、その他にも複数の筆名&編集部名で記事を執筆しています。軍事ライターには珍しい仕事ですが、かつて週刊誌編集者だった関係で、裏社会系の事件モノもわりと得意です。とくに文庫版のほうでは、本全体の60パーセント以上は筆者の執筆になっています。
(この他にも、筆者は90年代から社会ネタを中心にいろいろムック本の編集をやらせていただいていますが、軍事・インテリジェンスに直接関係のないものはここでは割愛しています)
  1. 2008/05/16(金) 15:06:55|
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プロデュース作『公安アンダーワールド』

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『公安アンダーワールド』
→アマゾン別冊宝島real ¥1200(税込み)宝島社 ; ISBN: 4796621733 ; (2001/04)
宝島社文庫 ¥630(税込み) 宝島社 ; ISBN: 4796622802 ; (2001/06)

そもそもは、日本を舞台にポスト冷戦期の東西諜報戦の実態を検証するという趣旨で筆者が発案した企画でしたが、やがて他にもさまざまな人が参加/関与し、生々しい情報がいろいろと入ってきたため、「公安組織の内幕」がいつのまにかメインになっていたという本です。筆者が全体の企画・構成・編集を担当しています。世間では「公安組織」に対する関心が高いのか、非常に反響の大きかった作品でした。

内容(「MARC」データベースより)
闇に生きる工作員たち…。知られざる組織・人脈…。そして「国家機密」最後の真実とは!? 公安調査庁の「工作日誌」を初公開するほか、元ロシア担当公安調査官へのインタビューなど、日本のアンダーワールドの秘密に迫る。
内容(「BOOK」データベースより)
日本赤軍・重信逮捕。北朝鮮スパイ団摘発。海上自衛隊機密漏洩。冷戦終結後、鎮静化したかに見えたテロ・スパイ活動が、立て続けに露見している。事件の影で、日本の秘密情報機関「公安」は、どのような活動を繰り広げていたのか?また、国民監視・支配システム=Nとは何なのか?公安調査庁“極秘・工作日誌”の危険な中身を初公開し、諸方面に大きな波紋を投げかけた話題作、緊急文庫版化。
  1. 2008/05/16(金) 14:46:06|
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プロデュース作『大地震で壊れる町、壊れない町』

『大地震で壊れる町、壊れない町』
村上和巳・黒井文太郎 編著
→アマゾン
別冊宝島real
価格: ¥1,260 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796626913 ; (2002/04)

 本業は軍事ジャーナリストの村上氏と黒井が、日本の危機管理ということで、地震関連のムックに挑戦! 黒井が企画構成とアンカーを、村上氏が取材・基礎原稿執筆を担当した。全国の自治体防災部局および、日本を代表する著名な地震学・防災学の研究者多数が取材協力している。

内容(「MARC」データベースより)
 巨大地震はここを壊滅させる! 各自治体が作成した「被害予測シミュレーション」をできるかぎり平易に構成し直し、「いつ起こるのか?」という予測についての最新情報を盛り込んでわかりやすく紹介する。
  1. 2008/05/15(木) 16:02:42|
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プロデュース作『これから起こる戦争』

『これから起こる戦争 大図解!世界地域紛争マップ』(別冊宝島)
→アマゾン
執筆者(肩書きは当時)
江畑謙介/高橋弘司(毎日新聞カイロ支局長)/相馬勝(産経新聞元香港支局長)/磐村和哉(共同通信ソウル特派員)/原田浩司(共同通信写真部記者)/綿井健陽(アジアプレス)/常岡浩介(アジアプレス)/野村旗守/加藤健二郎/村上和巳/黒井文太郎  インタビュー/志方俊之
¥680 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796694684 ; (1999/11)

 別冊宝島の版型が大型化し、カラー化したことを受け、世界の紛争地地図を作ろうということで出来た本。黒井が企画・構成・編集・監修などプロデュースを担当しました。編集スタッフに軍事ライターの若松和樹氏も参加しています。

内容(「MARC」データベースより)
 1990年代はじめにソ連が崩壊して冷戦構造は消滅した。これで平和な時代がやってくると思ったが、現実には世界に戦火が絶えたことはない。MAPで読み解く世界の地域紛争を、それぞれ解説する。〈ソフトカバー〉
  1. 2008/05/15(木) 16:00:27|
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プロデュース作『「自衛隊+在日米軍」の実力』

『「自衛隊+在日米軍」の実力―知られざる「防衛システム」の正体』
福好昌治+軍事ジャーナリスト会議 編著
→アマゾン
別冊宝島
¥1143+税
宝島社 (2002/07) ASIN: 4796628045

 自衛隊の軍事力について検証するのはさほど難しくはない。したがって、筆者自身もいくつか作ってきたが、いわゆる「自衛隊本」を制作するのは、じつはそれほど難しくない。だが、日本の真の防衛力は自衛隊の戦力分析だけからはわからない。言うまでもなく、日本列島は米軍と自衛隊の「同盟軍」によって防衛されているからだ。
 というわけで、本当は米軍(正しくは「在日米軍」だけではない)と自衛隊を合わせて俎上に乗せるべきなのだが、これが非常に難しい。日米の軍事リンケージの部分は最高度の機密情報であり、その実態がほとんど明らかにされていないからである。
 だが、それだからこそ面白いテーマではないか!との筆者の思い付きで、この難題に挑んでいただいたのが、日米の情報公開法を駆使して一次資料収集を続けている軍事解説者の福好昌治氏である。記事は約7割を福好氏が、補足的な残り3割ほどの記事を「軍事ジャーナリスト会議」名で黒井が執筆している。企画・構成・編集は黒井が担当。同社の軍事企画シリーズでも内容的にはもっとも野心的な作品といえる。

内容(「MARC」データベースより)
 新朝鮮戦争、中台紛争、対テロ戦…極東有事で「日米同盟軍」はこう動く! 内部資料などの一次資料のほか、入手しにくい自衛隊の部内誌や防衛庁の国会提出資料などに基づいて、自衛隊+在日米軍を分析する。
  1. 2008/05/15(木) 15:56:09|
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プロデュース作『軍事シミュレーション 自衛隊〝本土防衛〟』

『軍事シミュレーション 自衛隊〝本土防衛〟』
別冊宝島編集部 編
→アマゾン
宝島社文庫
¥600+税
宝島社 (2000/12) ASIN: 4796620451

 本書は2000年6月刊の別冊宝島『自衛隊の戦争』の文庫版です。黒井は企画・構成・編集・監修を担当。執筆者は藤井久氏、野木恵一氏、浜田一穂氏、岡部いさく氏、清谷信一氏、樋口隆晴氏、加藤健二郎氏、菊池雅之氏、仁田貴起氏、そして黒井です。

内容(「BOOK」データベースより)
 国際状況の激変に、うまく対応できないでいる、この国の防衛論議。抽象論の堂々めぐりを超えて、いま必要なのは、変貌しつつある自衛隊が「有事」に際して具体的にどのような防衛戦術をとれるのか、これから起こる「戦争」とはなんなのかを明らかにしていくことである。本書では、ミサイル防衛、領空警備から核・生物・科学兵器防護にいたる10のケース・スタディを設定して、自衛隊の「防衛戦術」を検証。

ムック版表紙より
“敵”は北朝鮮かロシアか中国か? 列島侵略本格シミュレーション! テポドンの来襲、生物・化学・放射能テロ、軍事情報戦から 尖閣諸島占領、特殊工作員の対馬襲撃まで、どう戦うか自衛隊! 陸・海・空《戦術》の正体を完全図解&徹底検証

構成
1 ミサイル防衛
2 領空警備
3 海上警備行動
4 離島防衛
5 対潜哨戒
6 艦隊作戦
7 本土防衛
8 後方支援
9 軍事情報戦
10 対テロ・ゲリラ戦
  1. 2008/05/15(木) 15:53:52|
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著作『戦友が死体となる瞬間~戦場ジャーナリストが見た紛争地』

『戦友が死体となる瞬間~戦場ジャーナリストが見た紛争地』
加藤健二郎・村上和巳・黒井文太郎 共著
→アマゾン
¥2,310 (税込)
アリアドネ企画/三修社  ISBN: 4384026137 ; (2001/03)

 タイトルがちょっと独特で驚きましたが、加藤健二郎氏の尽力で実現したコラボです。筆者も若き日の戦場ジャーナリスト時代の体験を書かせていただきました。

内容(「BOOK」データベースより)
 湾岸戦争、ボスニア内戦、チェチェン紛争、NATO軍のコソボ空爆など、20世紀末の激動の時代を疾走した男たちが体験した衝撃の数々。スパイ容疑、拉致監禁、化学兵器の攻撃、地雷原侵入など、歴史の舞台裏に秘められたストーリーを写真とともに描ききる。

構成

戦友が死体になる瞬間(チェチェン紛争95年2月)
空爆下のユーゴスラビア突入(コソボ紛争99年4月)
※戦場行き特別便(パナマ侵攻89年12月)
密林の猛者を追い求めて(自由アチェ運動99年12月)
セルビア警察に拘束される(コソボ紛争98年8月)
湾岸戦争開戦前夜(イラク・クウェート湾岸戦争91年1月)
コスタリカ幽囚(中米諜報戦争88年7月)
砲撃と空爆のチェチェン(チェチェン紛争95年2月)
※血まみれの生還(ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦92年6月)
エルサルバドルの市街戦(エルサルバドル反政府デモ88年9月)
内戦未だ終焉せず(ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦終焉後98年9月)
※完全なる無秩序(アルバニア騒乱97年)
※銃口と死臭(ソマリア内戦92年8月)
消息を絶った友人(NATO軍ユーゴスラビア空爆99年5月)
(※が黒井執筆)
  1. 2008/05/15(木) 15:51:11|
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プロデュース作『新版 今こそ知りたい 自衛隊の実力』

『新版 今こそ知りたい 自衛隊の実力』
別冊宝島編集部 編
→アマゾン
宝島社文庫
¥630 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796631208 ; 新版 版 (2003/02)

 筆者は全体の企画・構成・編集・監修つまりプロデュースを担当しました。筆者がプロデュースした本のなかではこれまででもっとも売れたベストセラーとなっています。
 最初は別冊宝島『今こそ知りたい 自衛隊の実力』として99年9月に出版。99年12月には早くも文庫版『今こそ知りたい 自衛隊の実力』が刊行。さらに自衛隊ブーム(?)の2003年3月には一部改訂して文庫『新版 今こそ知りたい 自衛隊の実力』が出版……とロングセラーを重ねました。その間、なんと中国語版が台湾国防部のテキストに採用されるということも!
 販売実績を知る立場にありませんが、ムック・文庫の総計ではおそらく10万部は優に突破しているものと思われます。いずれにせよ、出版界ではそれまで長らく不毛の分野だった「自衛隊本」の流行を作るきっかけとなった本です。
 ムック版を含めれば、執筆者(対談出席者・インタビュー解説者含む)は黒井の他に、麻生幾氏(『宣戦布告』著者)、宮嶋茂樹氏(不肖カメラマン)、宇垣大成氏、岡部いさく氏、野木恵一氏、稲垣治氏、石川巖氏、清谷信一氏、高井三郎氏、徳田八郎衛氏(元防衛大学校教授/通信大隊長)、谷三郎氏、福好昌治氏、森野安弘氏(元東北方面総監)、佐藤守氏(元南西航空混成団司令)、加藤健二郎氏、横田博之氏、大久保義信氏、および某大手メディア防衛担当記者などなど、非常に豪華なラインナップになっています。業界的にはムック不況突入の直前頃で、大量初刷(つまり予算が潤沢)の時代だったからこそ可能だったチカラワザでもあります。
 なお、黒井執筆の記事のうち、「自衛隊 サティアンに突入す!」はオウム事件当時の自衛隊化学学校・化学防護隊関係者たちに直接取材し、強制捜査の舞台裏を詳細に検証しています。数あるオウム報道でも他には出ていない話もありますので、興味のある方はぜひどうぞ。

内容(「BOOK」データベースより)
対イラク戦は秒読み段階、一方、極東では北朝鮮の核開発凍結解除の動きに緊張が高まっている。イスラム過激派によるテロも、一向に収まる気配がない。まさに、世界中で“流血の予兆”が危険レベルに達している。そして、海上自衛隊のイージス護衛艦が、ついに“戦域”であるインド洋に入った。「実際のところ、自衛隊はどれほど強いのか?」「何ができ、何ができないのか?」いま、その疑問に迫った傑作新版。
  1. 2008/05/15(木) 15:44:36|
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著作『自衛隊交戦』

『自衛隊交戦』
黒井文太郎+軍事ジャーナリスト会議 編著
→アマゾン
宝島社文庫
¥630 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796627391 ; (2002/05)

 なんだか『戦国自衛隊』みたいな「?」な書名がつけられましたが、内容は「有事法」や「憲法9条」「集団的自衛権」など日本の国防政策をめぐる論争を俯瞰・総括した本です。もともとは別冊宝島『自衛隊「戦争」解禁』というこれまた宝島テイストなタイトルのムックで(もっとも、こちらのタイトルは筆者の発案でした)、これはその文庫化になります。ムック版・文庫版ともに筆者が企画・構成・編集を担当しています。
 執筆者は筆者のほかに、ジャーナリストの川村力氏と村上和巳氏です。紙数の関係で文庫版には収録されませんでしたが、ムック版ではさらに福好昌治氏、大久保義信氏、加藤健二郎氏、吉葉大樹氏も執筆をお願いしています。軍事ジャーナリスト会議名の原稿は原則として黒井の執筆になります。

内容(「BOOK」データベースより)
2002年4月、「有事関連3法案」が国会に提出され、ニッポンの安全保障に大変革の波が押し寄せようとしている。自衛隊は完璧な軍隊として動けるようになるのか?政争やマスコミの“玩具”でしかなかった防衛論議は真に国民のものとなるのか?有事法制・集団的自衛権・改憲・日米安保条約の各論議と自衛隊との関わりをリアルに説き、“戦争解禁”の流れを予見した問題の書。

構成

第1章 “なし崩し”防衛政策(「テロ新法~有事法」で亡国のゲリラ戦!?永田町・派閥抗争の全内幕!)
第2章 自衛隊「世論」大争奪戦
 朝日vs読売―国民洗脳バトルのカラクリ
 「世論調査」のトリックにだまされるな!  
 こうしてタブーになったニッポンの防衛論議
第3章 自衛隊「論争」の正体
 サルにもわかる!?自衛隊は合憲か、違憲か
 「集団的自衛権」の神学論争!
 これが「憲法9条改正」を取り巻く勢力分布図
 目からウロコの日米安保条約
第4章 ここがヘン!自衛隊の法律
 ただの辻褄合わせ!?PKO法のここがダメ!
 有事法は戦争準備の法律か?
エピローグ 誰も言わない「大リストラ+国際警察部隊化」論
  1. 2008/05/15(木) 15:40:13|
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著作『紛争勃発』

『紛争勃発』
黒井文太郎 編著
→アマゾン
宝島社文庫
¥760 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796618406 ; (2000/05)

 二見書房の翻訳小説みたいな「?」なタイトルがつけられましたが、内容は「これから起こる戦争」を予測するというコンセプトです。実際、同書は別冊宝島『これから起こる戦争』の文庫化というかたちになります。もっとも、別冊宝島のオリジナル版は全136Pの地図データ本で、解説が非常に薄かったので、文庫化にあたって筆者が全文を書き下ろしています。地図のみオリジナルからの転用で、筆者以外にもジャーナリストの若松和樹氏、常岡浩介氏、村上和巳氏に地図作成にあたっていただいています。なお、「これから起こる戦争」といっても、日本の読者向け企画なので、ここでは朝鮮有事や台湾海峡危機の軍事シミュレーションに力点が置かれています。

内容(「BOOK」データベースより)
90年代はじめ、ソビエト連邦が崩壊したことから、冷戦構造そのものは崩壊した。しかし、実際には世界では一時も戦火が絶えたことはない。クロアチア、ボスニア、チェチェン、コソボ、東ティモール…90年代に「爆発」した紛争は数知れない。本書は、世界の火種とアジアの火種、ひるがえっては日本の安全に関わるであろう「世界紛争マップ」を書き記すことから、新世紀の世界の紛争の行方を解く、最新報告。

構成

第1章 朝鮮有事五つのシナリオ
第2章 中国の台湾侵攻はあるか?
第3章 東南アジア次の流血
第4章 インドVSパキスタン核時代の危険な火種
第5章 中央アジア&カフカス「イスラム」の叛乱
第6章 コソボ紛争は終わらない
第7章 戦乱続く中東の「暗雲」!
第8章 アフリカ&中南米「辺境」の戦争
第9章 2010年これからの「危機」の構図
  1. 2008/05/15(木) 15:36:45|
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著作『自衛隊のハイテク武装』

『自衛隊のハイテク武装』
軍事ジャーナリスト会議 編著
→アマゾン
宝島社文庫
¥ 660 (税込み)
宝島社 (2001/09)  ASIN: 4796624112

 本書は2001年6月に刊行された別冊宝島『自衛隊のハイテク戦』の文庫版です。RMA(軍事の革命)の解説を巻頭記事に、以下、「緊急展開(PKO、邦人救出、離島防衛等)」「NBC兵器防護」「ミサイル迎撃」「シーレーン防衛」「水際要撃」「本土防衛」「情報戦」の7項目で、それぞれ自衛隊のハードウエアの最前線を検証しました。(巻末企画に「自衛隊が欲しい世界の最新ハイテク兵器」を付記)
 旧知の軍事ジャーナリスト4人が役割分担して作成した本ですが、厳密には共著ではないので、便宜的に「軍事ジャーナリスト会議」というグループ名を作って編著者としました。それぞれの得意技を生かして、全体の企画構成とアンカーを黒井が、資料収集と基礎データ原稿作成を加藤健二郎氏(軍事ジャーナリスト)が、監修(原稿内容確認作業)を宇垣大成氏(軍事評論家)が担当。巻末企画を大久保義信氏(『軍事研究』編集部)が執筆しました。なかでも加藤氏の尽力が大きかった一冊です。
 なお、この本も何度か増刷がかかる売れ行きで、好成績を上げました。そうした〝実績〟のために版元ではその後の自衛隊企画にしばしば「軍事ジャーナリスト会議」との編者名を付けましたが、じつはそれはすべて黒井個人です。なんだかよくわからない編者名を不可解に思った読者もいらしたかもしれませんが、そういういきさつがあっただけで、とくに深い意味があったわけではありません。

内容(「BOOK」データベースより)
 新中期防衛力整備計画(防衛庁の5カ年計画)がスタートした。約25兆円という巨額の予算を背景に、わが自衛隊は、これからどこへ向かうのか。本書は、ひとまず政治問題は抜きにして、ひたすら軍事の観点から、自衛隊の“強さ”の現状と展望を徹底検証する最新レポート。今回本格的に着手されるITの導入は、どんな変革をもたらすのだろうか。自衛隊の実情を知るための必読の一冊、文庫版化。
  1. 2008/05/15(木) 15:31:33|
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著作『北朝鮮「空爆」へのシナリオ~金王朝の恫喝vsアメリカの決断』

『北朝鮮「空爆」へのシナリオ~金王朝の恫喝vsアメリカの決断』
黒井文太郎・編
→アマゾン
別冊宝島real
¥1,260 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796635262 ; (2003/07)

 版元が思いっきりイケイケな書名を採用しましたが、じつは校了ギリギリまで『北朝鮮「核疑惑」の真相』という仮タイトルで企画進行していた本です。企画・構成・編集は筆者ですが、事実上、筆者と藤井久氏(戦史研究家)、野木恵一氏(軍事評論家)の3人の共著です(その他に、関連する政界ネタの記事1本をジャーナリストの上杉隆氏にお願いしています)。
 当初は4人の「共著」というかたちを予定していたのですが、書名問題のトラブルのために最終的に筆者の「編」という形式になりました。このへんは読者にはまったく関係のない話ですが、スタッフ側にもいろいろ事情があるのですね(もっとも、版元側には「部数を売り抜けなければならない」というシビアな課題があるわけで、それは決して軽視できません。執筆者も版元も読者も納得できる書名を考案するのは編者である小生の職務ですから、責は筆者にあります)。
 というわけで、書名から受ける印象とは違い、本書の内容はしごく実直な検証本です。主テーマは「空爆へのシナリオ」ではもちろんなく、「核問題の真相」です。北朝鮮の核クライシスの経緯と現状について、軍事のみならず多角的な観点から検証しており、手前味噌で恐縮ですが、非常に内容の濃い好著になったと自負しています。
 執筆者の役割分担は大きく分けて、小生が全体のプロデュースとインテリジェンス関係、核問題経緯の検証、国内でのインタビュー取材を担当し、野木氏が北朝鮮の核開発、ノドンやテポドン、ミサイル防衛など技術的なハード面での分析を担当、藤井氏が韓国取材(韓国専門家のインタビューなど)、さまざまな想定での有事シミュレーションなどを担当しています。
 とくに藤井氏の人脈で実現した林鎬根・元韓国駐日国防武官、李度珩・元『朝鮮日報』外信部長(英「国際戦略研究所」正会員。つまり『ミリ・バラ』韓半島編の情報源)、白善・元韓国陸軍参謀総長などへのインタビューが本書のヘソとなっており、その他にも最も作業に手間のかかる有事シミュレーションも藤井氏に担当してもらうなど、結局、本書の重要部分は藤井氏に拠るところが非常に大きくなっています。ちなみに、筆者取材・構成のインタビュー記事は高畑昭男・毎日新聞論説委員(元北米総局長)と石川巖・元朝日新聞編集委員の登場です。高畑氏にはワシントン事情を、米韓軍の動向に詳しい石川氏には在韓米軍の事情を解説していただいています。

構成

序章 「核武装宣言」の虚像と実像
巻頭インタビュー①林鎬根・元韓国駐日国防武官「米韓連合軍は北の核武装を許さない」
巻頭インタビュー②李度珩・元『朝鮮日報』外信部長「核問題解決を阻む〝現実を見ない韓国人〟
ソウル発特別寄稿「追いつめられた独裁者は核開発をあきらめない」
1章 朝鮮有事への道
徹底分析! 米軍先制攻撃オプションの全貌
経済制裁→海上封鎖で日本が直面する難問
ボルトン戦略に傾くアメリカ政府のホンネ(インタビュー・高畑昭男・毎日新聞元北米総局長)
超攻撃的布陣にシフトしはじめた在韓米軍(インタビュー・石川巖・元朝日新聞編集委員)
2章 核疑惑報道の真相
推定だらけの北朝鮮報道 その正しい見方
核・極秘情報を暴露した脱北者17人の履歴
検証 核疑惑情報の怪しい軌跡
北朝鮮を監視するアメリカ情報機関の能力
3章 金王朝「NBC兵器」の実力
核兵器開発はどこまで進んでいるのか
疑惑の核施設・完全MAP
弾道ミサイル「ノドン」「テポドン」の真の脅威
韓国国防部が試算 北朝鮮「生物・化学兵器」の実態
4章 自衛隊に何ができるか
検証 日本のミサイル防衛~核弾頭テポドンが日本を襲う日
自衛隊は北朝鮮の弾道ミサイルを阻止できるか
特別インタビュー・白善・元韓国陸軍参謀総長「ミサイル、テロ対策よりも対馬海峡防衛を!」
終章 踊る権力者たち
安倍晋三快進撃の裏事情~北朝鮮脅威論の永田町的暗闘
  1. 2008/05/15(木) 15:29:18|
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著作『最新 自衛隊「戦略」白書』

『最新 自衛隊「戦略」白書』
加藤健二郎+黒井文太郎+軍事ジャーナリスト会議 編著
→アマゾン
別冊宝島REAL
¥1,100 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796640630 ; (2004/04/04)

 自衛隊の編成・戦力・戦術・戦略が大きく変わろうとしているなか、公式見解オンリーの『防衛白書』からはどうも自衛隊のホンネがわからないということで、「ウラ防衛白書を作ろう!」というコンセプトでスタートした企画です。新版『防衛白書』の発表前に出版せよということで、かなりの強行スケジュールになりました。
 そこで、共著者として、筆者とは15年以上も前に中米の戦場で出会ったという古い〝戦友〟の軍事ジャーナリスト・加藤健二郎氏に全記事の約半分を依頼(編集部の指示で「軍事ジャーナリスト会議」という著名の記事も入れましたが、これは黒井が執筆しています)。加藤氏は自衛隊現場部隊の取材経験も豊富で、独特の観察眼を持ったツワモノですが、編者としては何よりその超人的な執筆スピードに助けられました。
 構成は「対テロ・ゲリラ」「海外派遣」「ミサイル防衛」「情報戦」「周辺有事」「シーレーン防衛」「本土防衛」の7章。別冊宝島という媒体の性質上、基本的にはビギナーにもわかる入門書となりますが、自衛隊の変革は思った以上に広範囲にわたっていて、コンパクトにまとめるのはひと苦労。ですが、自衛隊の今を知るには格好の一冊になったと自負しています。

 防衛庁には何の義理もないので(実際、防衛庁にはそれまで別冊宝島としては取材をすべて拒否され続けてきました)、おかしいと思うところは歯に衣着せずに書かせてもらいましたが、なぜか防衛庁の防衛白書の担当部署から「参考になりました」と版元の編集部宛に丁寧にご挨拶のお電話をいただき、新版の『防衛白書』まで送っていただきました。それまで防衛庁の役人体質には敵意すら持っていたのですが、それが少し緩和されたかも(単純すぎ?)、です。
  1. 2008/05/15(木) 15:26:18|
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著作『日本の防衛 7つの論点』

『日本の防衛 7つの論点』
黒井文太郎 編著
→アマゾン
別冊宝島real
¥1,300 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796647899 ; (2005/07/28)

 北朝鮮の核保有宣言、中国潜水艦領海侵入などが起こっているなか、防衛庁・自衛隊でもイラク派遣延長、防衛計画大綱改訂、憲法9条改正論議といった大きな変革が始まっている。元防衛庁長官ら専門家がその核心について語る本格的インタビュー集!
登場する人々(肩書きは当時)

1章 新時代の防衛戦略  石破茂・前防衛庁長官  
2章 日本政府の制度改革  前原誠司・民主党ネクスト防衛庁長官
3章 防衛庁/自衛隊の今後
  秋山昌廣・元防衛事務次官  中谷正寛・元陸幕長  夏川和也・元統幕議長/海幕長  竹河内捷次・元統幕議長/空幕長   
4章 国を守るための情報能力
  大森義夫・元内閣情報調査室長   原田武夫・元外務省北東アジア課北朝鮮班長
5章 アメリカの世界戦略/北朝鮮と中国の脅威
  河津幸英・『軍事研究』編集委員  青木直人・『チャイナ・インデプス』編集長
6章 安全保障と経済
  小山堅・日本エネルギー経済研究所研究理事    匿名某防衛産業幹部
7章 日米同盟vs東アジア共同体vs自主防衛
  加藤紘一・元自民党幹事長   西村真悟・元防衛政務次官    

取材の印象~
 とにかく面白かったのが、石破前長官。テレビの印象とは違い、非常に率直な物言いの人です。本音トーク全開すぎて、後で記事化するときに事務所のチェックがだいぶ入りましたが・・・。前原氏はメール問題のときとは違い、受け応えにソツがない印象ですね。話はそのまま記事化してほとんどノーチェックでした。
 加藤元幹事長は左派系メディアに受けがいいからか、リベラル色が誇張され、勘違いされて伝えられている感じがします。今回のインタビューでは、加藤氏が思われているほどシンプルな〝リベラル派〟というわけではないこと、外交の現場が親米とか親中とかで括れるほど単純でないことがよくわかります。
 どちらかというと自衛隊リストラ論者の筆者は、防衛庁・自衛隊OBの方々には答えにくいことばかり質問しましたが、秋山元次官にはたいへん率直にお話しいただきました。対して、幕僚長OBの方々とのやりとりには多少ぎくしゃくした場面も。今回の取材では当時、財務省防衛担当主計官だった片山さつき氏にもオフレコで取材しましたが、やはりこういうことは単に「敵味方の攻防」ということでなく、ともに考えようという姿勢が大事かなと。各々が「自分こそが正しい」と信じきっていることが多い「国防政策をめぐる議論」というのは、ついケンカ腰になりがちですが、率直に言って、「誰も正解を持っていない」と互いに認めるところから始めるべきだと思い至りました。
 本書のテーマは「日本の防衛」ですが、インタビュアーの〝趣味〟がモロに反映され、「日本のインテリジェンス能力」に関する話がテンコ盛りです。とくに、大森元内調室長と原田元外務省課長補佐の話は、示唆に富んで注目です。ただし、防衛庁の情報専門家は結局、アプローチした人の全員が取材拒否。持論を語ることすら禁じられているんでしょうか???
(※上記は2年くらい前に書いた文章ですが、あらためて振り返ると、いろいろありましたね)
  1. 2008/05/15(木) 15:24:20|
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著作『生物兵器テロ』

『生物兵器テロ』
黒井文太郎/村上和巳 共著
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宝島社新書
¥756 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796625674 ; (2002/01)

 9・11のすぐ後に発生したアメリカの炭疽菌テロ。筆者は以前に別冊宝島『生物災害の悪夢』でいくつか記事を担当していたため、それを基に宝島社新書でまとめることになった。
 ところが、時事的な企画だから当然、編集部の至上命令は「すぐ書け!」である。筆者はテロ問題や危機管理問題にはある程度自信があったが、バイオの世界は門外漢。そこで頼りになったのが、医療記者出身の軍事ジャーナリスト・村上和巳氏だ。元『日刊薬業』『MEDIAPEX』記者で厚生省記者クラブ詰めの経験もある村上氏は、さすがにその道のプロで、じつに短期間で多くの情報を調べ上げた。この頃は同時期に類似書がいくつも出版されたが、時間との戦いのなか、チームワークで書き上げた自信作である。

構成

第1章 シミュレーション!日本が生物テロに襲われる日
第2章 「バイオ・テロリズム」とどう戦うか?
第3章 生物犯罪&テロ―その邪悪な裏面史
第4章 生物兵器テロ「脅威」の真相
巻末インタビュー「謎の殺人炭疽菌はどこから来たのか?」―アンソニー・ツ博士(コロラド州立大学名誉教授)に聞く
  1. 2008/05/15(木) 15:19:15|
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著作『世界のテロと組織犯罪』

『世界のテロと組織犯罪 21世紀最新データ・ファイル 増補改訂版』
黒井文太郎 著
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¥2,500 (税込)
ジャパンミリタリーレビュー ; ISBN: 4880500062 ; (2001/09)

 世界中のテロ組織と犯罪組織について、筆者が長年蓄積してきた情報の集大成。初版は98年の出版です。
 9・11テロ時はすでに出版3年後だったわけですが、それでも当時もっともアルカイダ情報の多い日本語の書籍だったことで、いきなり注文が殺到! で、即決で再版が決まりましたが、そのまま刷ったのではつまらないと、巻末に98~2001年のアルカイダの動向をまとめて長めの付記をつけました。
 本書は「世界のテロと組織犯罪」とのタイトルですが、その内容の重点的なところは、まさしくアルカイダです。ビンラディンやザワヒリなど、イスラム過激派キーパーソンの個人プロフィールをかなり詳細に載せましたが、初版執筆当時は彼らがあそこまで大規模なテロを起こすとは思いもしませんでした。
  1. 2008/05/15(木) 15:17:07|
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著作『イスラムのテロリスト』

『イスラムのテロリスト』
黒井文太郎 著
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講談社プラスα新書
¥924(税込)
講談社 ; ISBN: 4062721023 ; (2001/10)

 実は、9・11の1年くらい前から、筆者はイスラム過激派の歴史的経緯を、何人かのキーマン(もちろんビンラディンやザワヒリもそのひとり)を主人公に大部のノンフィクション作品とする準備を進めていました。そのため、かなり大量の資料も集めていて、最初の2章くらいは書き終えていたのですが、その後、なんのかんのと日々の仕事に追われてグズグズと後回しになっていたわけです。

 ところが、そんなときに9・11テロ勃発。編集者から「すぐ書け!」と言われ、急遽、ノンフィクションの読み物ではなく、新書版の解説書とすることが決定。それから他のやりかけの仕事と並行しながら3週間の突貫工事で書き上げたのが本書です。そんなわけで、読み物としては急ごしらえな仕上がりですが、内容(=情報)の密度には自信あります。

 もっとも、密度が濃すぎて、逆に「あまりに多くの人名・組織名が出てくるのでクラクラする」との批判多し。イスラム・テロの歴史は複雑な人間ドラマの連続なので、やはり解説書よりはストーリー物のほうが作品としては伝えやすいですね。

 本書の構成(目次)は、筆者が当初予定していたノンフィクションの目次案をほぼ踏襲しています。

第1章 イスラム・テロリズムの誕生
第2章 ホメイニの自爆部隊
第3章 アフガン・コネクション
第4章 テヘラン発「悪のネットワーク」
第5章 世界に散ったアフガン義勇兵
第6章 狙われたアメリカ
第7章 アジア・イスラムの地下水脈
第8章 自爆テロの連鎖
第9章 「アメリカ同時多発テロ」への道
  1. 2008/05/15(木) 15:15:10|
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著作『世界のテロリスト 地下ネットワーク最新情報』

『世界のテロリスト 地下ネットワーク最新情報』
黒井文太郎 著
→アマゾン

講談社プラスα文庫
¥1,029 (税込)
講談社 ; ISBN: 4062565692 ; (2002/01)

 これより前、9・11テロ発生で急遽、『イスラムのテロリスト』という新書を書き上げていましたが、実はもともと98年刊の『世界のテロと組織犯罪』第1版から組織犯罪分野を削除し、国際テロ分野に絞って改訂するという企画がだいぶ前からありました。そのネタの準備もかなり進めていたため、わずか数カ月のうちに何冊もテロ関連書を出版しましたが、べつに〝やっつけ仕事〟だったわけではありません。こちらは前の『世界のテロと組織犯罪』からデータを大幅に更新しており、筆者としては〝満を持した渾身の自信作〟です。文庫で¥1029はちょっと高いですが、2段組で480ページあり(通常の社会科学系企画の文庫版なら3冊分の文量は優にあります)、文字どおりの「テロリスト大事典」になっています。
  1. 2008/05/15(木) 15:12:37|
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著作『国際テロ・ネットワーク アルカイダの全貌』

『国際テロ・ネットワーク アルカイダの全貌』
黒井文太郎 著
→アマゾン

¥1,995 (税込)
アリアドネ企画/三修社 ; ISBN: 4384035691 ; (2004/09)

 9・11テロの後、超大国アメリカを敵にまわしながら、いまだ勢力の衰えないアルカイダの動向を徹底的に検証した。

構成

第1章 日本に潜伏していたアルカイダ
第2章 サウジで暴発するアルカイダ細胞の「テロ・マニュアル」
第3章 イラクをテロ地獄にした「黒幕」の正体
第4章 スペイン列車テロと「北アフリカ=欧州」ネットワーク
第5章 東南アジアの危険なテロ人脈
第6章 9・11テロの主犯「KSM」の軌跡
第7章 ビンラディンVSアメリカ情報機関
第8章 世界に広がるアルカイダ・ネットワーク
第9章 アラビア語インターネットにみるイスラム過激派事情
  1. 2008/05/15(木) 15:08:26|
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著作『謀略の昭和裏面史』

『謀略の昭和裏面史』
黒井文太郎 編著

別冊宝島real→アマゾン

¥1,470 (税込)
宝島社 ; ISBN: 4796651934 ; (2006/02)

文庫→アマゾン

¥ 770 (税込)
宝島社 (2007/02)
ISBN-10: 4796656448
ISBN-13: 978-4796656443

 筆者は戦前・戦中の情報戦、あるいは旧日本軍の特務機関についても長年勉強しているのですが、今回は、それを半分、戦後の裏面史を半分→で合わせて昭和裏面史全体を俯瞰しようという企画でした。企画の構想から8年、執筆にとりかかって半年、読み込んだ古書は百数十冊という、採算度外視で臨んだ作品です。

内容(「MARC」データベースより)
昭和という時代は、オモテの現代史には決して出てこないウラの人脈が、時代を貫く地下水脈として連綿と続いていた。そんな時代を「謀略事件」「未解決事件」を軸に、60項目のテーマに分けて振り返る。

構成

序章 昭和史の読み方
巻頭インタビュー①佐野眞一「昭和の裏面をどう読むか」②猪野健治「三浦義一、児玉誉士夫、西山広喜~日本を動かした黒幕とは何だったのか

1章 裏面史のルーツ

 右翼の源流「玄洋社」&「黒龍会」/ロシア革命を扇動した明石機関/大陸浪人・宮崎滔天と川島浪速/日本人馬賊列伝

2章 関東軍の大謀略

 張作霖爆殺の陰謀/仕組まれた戦争・満州事変/伝説の女スパイ・川島芳子./満州の黒幕・土肥原賢二と甘粕正彦/貴妃急死の謎/盧溝橋事件と特務機関の暗躍

3章 テロ&クーデター

 桜界クーデター未遂事件/浜口首相狙撃事件と血盟団事件/5・15事件と血盟団人脈/軍部の内紛だった2・26事件/戦前・戦後を貫くテロリスト人脈

4章 大陸の特務機関

 上海「松機関」の偽札作戦/梅機関と南京傀儡政権樹立工作/里見機関のアヘン工作/大陸浪人集団・児玉機関/上海特務機関&G機関の謎/テロ組織「ゼルフィールド76号」/白系ロシア人部隊と蒙古人部隊/ユダヤ人工作・河豚計画

5章 太平洋戦争「謀略」秘史

 特務機関のビルマ・インド独立派工作/戦場に流れた謀略ラジオ/世界に放たれた日本のスパイ/ゾルゲ事件・情報団VS特高警察/陸軍中野学校秘史/731部隊と516部隊/吉田茂を監視したヤマ機関/広田弘毅・近衛文麿に暗殺計画

6章 焼け跡の陰謀

 終戦クーデター計画/毛沢東暗殺計画/消えた日銀ダイヤとM資金/帝銀事件・陰謀説の正体/ラジオ番組「真相箱」の真相/反共工作に暗躍した元軍人たち

7章 日本の黒い霧

 キャノン機関の地下人脈/謀略の昭電疑獄/下山・三鷹・松川事件の謎/国共内戦と朝鮮戦争に参戦した日本人/ソ連諜報機関の影/共産党VS公安警察

8章 高度経済成長の舞台裏

 55年体制を作った黒幕の系譜/謎の勢力・ジャパンロビー/賠償ビジネスに群がったフィクサー/BOACスチュワーデス殺害事件の闇/反共抜刀隊&関東会と児玉誉士夫/右翼タブーの誕生/三無事件は自衛隊クーデター未遂だった!?

9章 冷戦下の謀略戦

 三島由紀夫と自衛隊・青桐グループ/金大中事件秘話/KGB諜報網の浸透/共産党幹部宅盗聴スキャンダル

10章 フィクサーの亡霊

 ロッキード事件・隠蔽された児玉ルートの謎/ニセ電話・鬼頭判事補の右翼人脈/笹川良一と統一教会のタブー/中曽根康弘のウラ人脈研究
  1. 2008/05/15(木) 15:05:00|
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著作『北朝鮮に備える軍事学』

『北朝鮮に備える軍事学』
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黒井文太郎 著

¥920 (税込)
講談社プラスα新書 ; ISBN: 4-06-272415-4 ; (2006/12/20)

北朝鮮の「軍事的脅威」の真相を検証するとともに、日本の国防システムが間違いだらけではないかと提言する。

構成

序章 日本が核武装しても北朝鮮の核攻撃は防げない!
1章 核&ミサイル ホントの脅威度
2章 北朝鮮軍はどれほどの実力があるのか
3章 米軍「戦争計画」の全貌
4章 どこまでわかる? 日米の軍事インテリジェンス
5章 日本の「備え」
終章 国防政策見直しのススメ
  1. 2008/05/15(木) 14:58:44|
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著作『日本の情報機関~知られざる対外インテリジェンスの全貌』

『ワールド・インテリジェンス』HPには、「編集長の本」と題するページも置いてました。これもここに再録していきます。

『日本の情報機関~知られざる対外インテリジェンスの全貌』
→アマゾン

黒井文太郎 著

¥920 (税込)
講談社プラスα新書

ISBN-10: 4062724553 ISBN-13: 978-4062724555
2007年9月21日刊

内容

1章 防衛省・自衛隊のインテリジェンス
2章 北朝鮮弾道ミサイル発射実験で迷走した「情報」
3章 内閣衛星情報センターと情報収集衛星の実力
4章 工作船事件の全「情報ルート」を検証する
5章 外務省「国際情報統括官組織」の能力とは
6章 知られざる「外事警察」の実像
 コラム①外事警察事件簿
7章 激震の公安調査庁
 コラム②外国情報機関へのアピールで「改名」ラッシュ!
8章 合同情報会議と内閣情報調査室
 コラム③日本人を狙うハニートラップ
9章 その他の情報機関
終章 日本のインテリジェンス能力
  1. 2008/05/15(木) 14:55:45|
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Vol⑩巨竜「中国」の虚実

Vol⑩ 特集 巨竜「中国」の虚実
記事と執筆者の一覧

特集 巨竜「中国」の虚実

▽巻頭対談 中国が日本を呑み込む日  上村幸治(獨協大学教授)×近藤大介(週刊現代副編集長)  司会・構成 黒井文太郎
▽中国が手にしたエネルギー資源は「危険な爆弾」か  黒井文太郎
▽太子党vs共産主義青年団 2人のニューリーダー  黒井文太郎
▽これが「中国vs台湾」インテリジェンス戦争だ!  張友?(在台湾軍事記者)  聞き手・本田善彦
▽中国vs台湾 知られざる情報戦史  本田善彦(在台北ジャーナリスト)
▽最新事情 中国軍はどれほどハイテク部隊になったのか  黒井文太郎

▽朝鮮半島「情報戦」の真実  高永(元韓国国防情報本部分析官)  聞き手・李策(フリーライター)
▽オーストラリアのインテリジェンス  奥田泰広(京都大学大学院博士後期課程)
▽ニュージーランドのインテリジェンス  山根元子(京都大学大学院博士後期課程)
▽アメリカはなぜ「拷問」を続けるのか  落合浩太郎(東京工科大学准教授)
▽隠されてきたソ連スパイの足跡  有田司(共同通信ワシントン特派員)
▽日本の過激派・テロ組織③沈黙のテロリスト「赤報隊」の謎  黒井文太郎
▽今も存在する世界の「人身売買ネットワーク」   ジェームス・シンプソン(安全保障問題研究家)
▽世界の「テロ・組織犯罪対策」最前線 英「重大組織犯罪局」  橋本力(英アベリストウィス大学大学院修士課程)
▽「エシュロン」の源流=「イギリス通信傍受・暗号解読機関」の研究  木村良春(テレビ局報道記者)
▽フランス情報史⑧アルジェリア紛争と仏情報機関の暗殺作戦  柏原龍一(情報史研究家)
▽「ミサイル防衛」の日米情報共有   福好昌治(軍事ジャーナリスト)
▽自衛隊は対テロ戦争に役立っていたか   福好昌治
▽世界&日本「マネーロンダリング」対策の取組み  黒井文太郎

▽巻頭グラビア  構成・黒井文太郎
2008年「注目」の女性指導者たち/世界中が注目している「国連PKO」の現場/ダルフール紛争

▽インテリジェンスNEWS  黒井文太郎
▽情報の本棚  黒井文太郎
  1. 2008/05/15(木) 14:35:33|
  2. 『ワールド・インテリジェンス』記事・執筆者リスト
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Vol⑨特殊部隊と心理戦の最先端

Vol⑨ 特集 特殊部隊と心理戦の最先端
記事と執筆者の一覧

特集 特殊部隊と心理戦の最先端

▽陸上自衛隊の専門家に聞く「世界の特殊部隊」事情  荒谷卓・前特殊作戦群長  聞き手・黒井文太郎
▽岐路に立つ世界最強の特殊部隊~元第22SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)中隊長インタビュー  聞き手・菅原出(安全保障アナリスト)
▽米軍資料で読むアメリカ特殊部隊の最新事情  福好昌治(軍事ジャーナリスト)
▽アフガン、イラク、フィリピン……米軍特殊部隊が展開する対テロ戦とは  福好昌治
▽「SAS(陸軍特殊部隊)」「SBS(海軍特殊部隊」「SRR(陸軍特殊偵察連隊」……9・11以降のイギリス特殊部隊   ジェームス・シンプソン(安全保障問題研究家)
▽特殊部隊出身者が創設した「民間軍事会社」(PMC)にベテラン特殊部隊員たちが続々転職中!   菅原出
▽パワーの米国VSテクニックの欧州~実際に見た「世界の特殊部隊員」   笹川英夫(フォトジャーナリスト)   聞き手・黒井文太郎
▽ロシア、中国、イスラエル、オーストリア~各国「特殊部隊」取材報告   笹川英夫
▽世界最大の特殊部隊=北朝鮮特殊部隊の実態   福好昌治
▽意外な特殊部隊大国だった韓国   菊池雅之(フォトジャーナリスト)
▽海自&海保の特殊部隊に新たなMIO任務   柿谷哲也(フォトジャーナリスト)
▽特殊急襲部隊「SAT」×捜査1課特殊犯捜査係「SIT」~拳銃立て篭もり事件で見えてきた警察特▽殊部隊の実像   菊池雅之
▽「特殊作戦群」や「中央特殊武器防護隊」などを統括する陸自の〝特殊〟な新部隊「中央即応集団」とは   菊池雅之
▽島嶼防衛で〝潜入〟〝対ゲリ・コマ〟も見据えた「西部方面普通科連隊」の任務とは   若生明智・西普連連隊長   聞き手・黒井文太郎
▽陸自の「市街地戦闘」には何が必要か~第27普通科連隊(釧路)のケース・スタディ  山口芳正・27普連隊長ほか  聞き手・大久保義信(『軍事研究』編集部)
▽「狙撃探知システム」から「対象限定貫通弾」まで~特殊部隊が使う注目の武器   大久保義信
▽コラム 特選!「特殊部隊」映画   大久保義信
▽知恵の戦い=心理戦とは何か~米軍「心理戦マニュアル」を読む   福好昌治
▽イラク大量破壊兵器疑惑もプロデュース!「戦争広告代理店」の巧妙なプロパガンダ工作とは   菅原出
▽ターゲットは「アメリカ世論」!米下院従軍慰安婦決議をめぐる中国「心理戦」の深層   江崎道朗(日本会議専任研究員)   聞き手・黒井文太郎
▽黒幕は党内序列5位の大物!中国の宣伝戦を担う「中央対外宣伝弁公室」&「中央宣伝部」  黒井文太郎

▽情報史研究~英国における中央情報機構設立の営み③  奥田泰広(京都大学大学院博士後期課程)
▽イスラエル情報史③   稲坂硬一(近畿大学九州短大非常勤講師・元FNN西ドイツ特派員)
▽ミトロヒン文書の欧州各国への影響(後編)   橋本力(英アベリストウィス大学大学院修士課程)
▽「大陸反攻計画」と「台湾海峡ミサイル危機」~回顧録が明らかにした「中国VS台湾」危機の真相   本田善彦(在台北ジャーナリスト)
▽CIA機密解除文書にみる戦後アメリカの対日工作(後編)  黒井文太郎
▽日本の過激派・テロ組織②オウム真理教  黒井文太郎
▽フランス情報史⑦  柏原竜一(情報史研究家)

▽巻頭グラビア
①「西部方面普通科連隊」密着撮   黒井文太郎
②日本で2度目の海上阻止訓練が開催  野口卓也(フォトジャーナリスト)

▽インテリジェンスNEWS  黒井文太郎
トルコ軍VSクルド労働者党、パキスタン・テロ、シリア空爆、金大中事件、マネーロンダリング日本ルート、ほか
  1. 2008/05/15(木) 14:27:02|
  2. 『ワールド・インテリジェンス』記事・執筆者リスト
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Vol⑧世界を知る「情報」の読み方/激震!日本の公安機関

Vol⑧ 特集 世界を知る「情報」の読み方/激震!日本の公安機関
記事と執筆者の一覧

特集 世界を知る「情報」の読み方/激震!日本の公安機関

▽巻頭インタビュー:佐藤優(起訴休職外務事務官)  聞き手・黒井文太郎

特集①世界を知る〝情報〟の読み方

▽北朝鮮  鈴木典幸(ラヂオプレス理事)  聞き手・黒井文太郎
▽中国  上村幸治(獨協大学教授・元毎日新聞中国総局長)  聞き手・黒井文太郎
▽インテリジェンス  春名幹男(名古屋大学大学院教授・元共同通信特別編集委員)  聞き手・黒井文太郎
▽軍事  秋元千明(NHK解説委員)  聞き手・黒井文太郎
▽中東  島崎淳(共同通信外信部記者・元バグダッド支局長)  聞き手・黒井文太郎
▽アジア  小松健一(毎日新聞外信部編集委員・元アジア総局長)  聞き手・黒井文太郎
▽メディア  波津博明(大妻女子大学教授・元読売新聞解説部次長)  聞き手・黒井文太郎
▽メディア  大野博人(朝日新聞外報エディター)  聞き手・黒井文太郎
▽メディア  河本知之(TBSテレビ外信部長)  聞き手・黒井文太郎
▽北朝鮮  恵谷治(ジャーナリスト)  聞き手・村上和巳(ジャーナリスト)
▽偵察衛星  松浦晋也(ノンフィクション・ライター)  聞き手・黒井文太郎
▽核拡散  田窪雅文(『核情報』主宰)  聞き手・大久保義信(『軍事研究』編集部)
▽放送・電波  山下透(『アジア放送研究会』理事長)  聞き手・黒井文太郎
▽メディア  阿部重夫(『月刊ファクタ』編集長)  聞き手・黒井文太郎
▽メディア  永井浩(『日刊ベリタ』編集長)  聞き手・村上和巳
▽メディア  平野日出木(『オーマイニュース』編集次長)  聞き手・村上和巳
▽インターネット  田中宇(ジャーナリスト)  聞き手・村上和巳
▽インターネット  松永英明=河上イチロー(元『デア・アングリッフ』主宰)  聞き手・黒井文太郎
▽インターネット  HN「所沢」(『軍事板常見問題』 管理人)  聞き手・黒井文太郎
▽インターネット  HN「エンリケ航海王子」(『軍事情報』(発行人)  聞き手・黒井文太郎
▽インターネット  ジョン・ヤング(『クリプトム』主宰)  聞き手・黒井文太郎

▽注目のシンクタンクと研究者:伊藤弘太郎(ジャーナリスト)

特集②激震!日本の公安機関

▽公安調査庁事件の迷走  村上和巳(ジャーナリスト)
▽公安調査庁への質問状  河村たかし(民主党衆議院議員)  聞き手・李策
▽公安調査庁への質問の核心   黒井文太郎
▽公安総連暗闘史  李策(フリーライター・元朝鮮総連専従職員)
▽公安警察の最新事情  黒井文太郎
▽自衛隊の公安部門  福好昌治(軍事ジャーナリスト)

▽情報史研究③  奥田泰広(京都大学大学院)
▽戦中秘史~興亜機関  小谷賢(防衛研究所教官)
▽フランス情報史  柏原竜一(情報史研究家)
▽ミトロヒン文書・前編  橋本力(ウェールズ大学大学院)
▽日本の過激派①革マル  李策
▽米軍インテリジェンス  福好昌治
▽アメリカのテロ・データベース  小谷瑠以(社会技術研究開発センター・アソシエイトフェロー)
▽イギリスのテロ対策  橋本力
▽バグダッド従軍  玉本英子(アジアプレス)  聞き手・黒井文太郎

▽巻頭グラビア
紛争地を撮る女性ジャーナリスト  聞き手・黒井文太郎
①玉本英子(アジアプレス)②山本美香(ジャパンプレス)③大高未貴(ジャーナリスト)④早瀬史麻(フォトジャーナリスト)
海自特殊部隊  野口卓也(フォトジャーナリスト)

▽巻頭言/安倍政権とともに散った(!?)日本の安全保障論議  黒井文太郎

▽インテリジェンスNEWS  黒井文太郎
中国でインターネット規制進む/FBI+中国公安部+マイクロソフト社が違法コピー組織摘発/自民党の外交力強化プラン/他
  1. 2008/05/15(木) 14:05:58|
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Vol⑦ロシア・欧州の情報機関/日本の戦後情報秘史

Vol⑦ 特集 ロシア・欧州の情報機関/日本の戦後情報秘史
記事と執筆者の一覧

特集 ロシア・欧州の情報機関/日本の戦後情報秘史

▽メディア初! 独占インタビュー ついに誕生! 陸自初の総合的・本格的インテリジェンス部隊「中央情報隊」の任務と実像  市川卓治(陸上自衛隊中央情報隊長)  聞き手・黒井文太郎
▽そのインテリジェンス理論は現代「対テロ戦」にどう適用できるのか? 大河ドラマ『風林火山』で注目される「孫子の兵法」  太田文雄(元防衛庁情報本部長/防衛大学校安全保障・危機管理教育センター長)  聞き手・黒井文太郎

特集①ロシア・欧州の情報機関

▽KGB解体後もいまだ強大な組織・機能は健在! 現代ロシア「インテリジェンス機構」のしくみ  橋本力(英ウェールズ大学大学院修士課程)
▽(コラム) FSBの権力が強化されている!  橋本力
▽世界に浸透する「寒い国から来たスパイ」 ロシア諜報機関「SVR」「GRU」の“長い手”  橋本力
▽(コラム)「政治」の中の諜報機関 ソ連からロシアになって何が変わったか  橋本力
▽EU加盟全27カ国の情報機関 完全ガイド  ジェームス・シンプソン(安全保障問題研究家)
▽西欧主要4カ国「英仏独伊」インテリジェンス事件簿  村上和巳(ジャーナリスト)
▽真の目的は「産業スパイ」!? フランスの通信傍受計画「フレンシュロン」の実像  橋本力
▽「合同状況センター」「EU衛星センター」「欧州軍参謀部情報班」 EUとしてのインテリジェンス  ジェームス・シンプソン
▽「国際軍事スタッフ」と「テロ対策情報ユニット」で情報共有 9・11以降のNATOインテリジェンス  ジェームス・シンプソン
▽対テロ戦で“再建”急ぐオランダ情報機関  菅原出(安全保障アナリスト)
▽アメリカも頼った“イラク国内”の情報網 ポーランド×米国 諜報分野の意外な“蜜月”  ジェームス・シンプソン
▽検証 アルカイダ「プラハ・コネクション」騒動 チェコ諜報機関と9・11  ジェームス・シンプソン

特集②日本の戦後情報秘史

▽自衛隊退官後も東南アジアで情報活動! 伝説の「F機関」指揮官 藤原岩市の戦後  冨澤暉(元陸幕長/藤原岩市氏女婿)  聞き手・黒井文太郎
▽日米の深層で活躍した政界ブレーン 天川勇・元海軍大学校教授の「戦後秘史」  天川由記子(帝京大学准教授)  聞き手・黒井文太郎
▽大阪万博で始まった関西「対ロシア諜報戦」 昭和40年代 公安調査庁“ソ連班”の活動とは  榊久雄(元近畿公安調査局調査官)  聞き手・黒井文太郎
▽CIA機密解除文書でわかった戦後アメリカの対日工作(前編) 「有末機関」と「河辺機関」の真実  黒井文太郎
▽陸自「情報保全隊」の調査力はどれほどなのか 共産党に流出した内部資料を「採点」する  村上和巳
▽《情報史研究》英国における中央情報機構設立の営み① アーサー・バルフォアの「CID」運営  奥田泰広(京都大学大学院博士後期課程)
▽アジア太平洋「米空軍」インテリジェンスの全貌  福好昌治(軍事ジャーナリスト)
▽地図から消された極秘の警察「電波傍受施設」 愛知県「守山無線通信所」探訪  青木勝弘(ジャーナリスト)
▽中国TVドラマ『沙場点兵』にみる現代「人民解放軍」事情  本田善彦(在台北ジャーナリスト)
▽テネット元CIA長官はなぜ回想録を出したのか  落合浩太郎(東京工科大学准教授)
▽インテリジェンス機関「民主的統制」の研究  川合秀幸(京都大学大学院博士前期課程)
▽フランス情報機関の歴史⑤騒乱初期のベトナムで仏情報機関はどう動いたか  柏原竜一(情報史研究家)
▽特殊部隊SAT隊員の殉職に思う  麻生幾(作家)

▽巻頭グラビア
北朝鮮VS警察極秘チーム「ヤマ」~電波をめぐる攻防(青木勝弘)
実戦の警察特殊部隊~「町田」「愛知」拳銃立てこもり事件(菊池雅之)
空撮!断崖の島「尖閣諸島」に肉薄する(西牟田靖)
黒覆面の陸自特殊作戦群(野口卓也)
本誌特派員・在タイ北朝鮮大使館を見に行く(編集部)

▽インテリジェンスNEWS  黒井文太郎  
イギリスのアルカイダ系テロ未遂犯に長期刑判決/FBIのデータマイニング・プログラム/西アフリカにアルカイダ浸透か/イスラエルが偵察衛星打ち上げ/中米新興麻薬マフィア「マラ」急成長・ほか
  1. 2008/05/15(木) 13:25:38|
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Vol⑥ 世界&日本の地下社会

Vol⑥ 特集 世界&日本の地下社会
記事と執筆者の一覧

contents
特集 世界&日本の地下社会

▽地下社会vs情報機関 その知られざる関係  菅沼光弘(元公安調査庁調査第2部長)  聞き手・李策(フリーライター)
▽香港・台湾から米国・欧州、新宿歌舞伎町まで ~中国「黒社会」最新動向  江建(フリーライター)
▽大物政商「ベレゾフスキー」と大親分「ヤポンチク」~カネと暴力のロシア地下社会  田中健之(アジア・ナショナリズム研究家)
▽欧米の暗黒街を席巻するアルバニア・マフィア  菅原出(安全保障アナリスト)
▽世界の「麻薬事情」最新動向  村上和巳(ジャーナリスト)
▽南米の魔界都市 「神の街」と「シウダー・デル・エステ」  黒井文太郎
▽いまやインターネットで戦車やミサイルも販売! 現代「武器商人」の実像  菅原出
▽拡大する世界の地下経済  平田裕(フリーライター)
▽すべては秘密組織が裏で糸を引いている!? なぜ「陰謀論」はなくならないのか  野田敬生(ジャーナリスト・元公安調査官)
▽宗教ネットワークの研究 キリスト教右派=保守系陣営の怪しい人脈  野田敬生
▽日本暴力団21組織と深い関係!? 韓国のヤクザ事情  李策
▽東アジア「組織犯罪動向」の読み方  ベリサリオス・カトゥラス(元ニューズウイーク東京特派員/インターナショナル・ヘラルド・トリビューン東京支局長)  聞き手・李策
▽在日外国人アンダーワールド  李策
▽日本ヤクザは山口組だけになる!? 進行する暴力団の一極集中  平田裕
▽レバノンのテロに神奈川の盗難車が使用されていた! ヤクザ=マフィア=テロの「点と線」  李策
V公安当局もマーク!? オウム事件以後も増殖する日本のカルト宗教  李策

▽情報活用への提言 情報デジタル化のメリットとは  吉川由紀枝(ライシャワーセンター・ビジティングリサーチアソシエイト)
▽安倍版NSCの致命的弱点を問う  前原誠司(民主党前代表)  聞き手・牧野憲次郎(『軍事研究』企画部長)
▽アメリカHUMINTの展望  落合浩太郎(東京工科大学准教授)
▽イラク式の「斬首」計画まで登場! 2007年・英国テロ事情  小谷瑠以(テロ問題アナリスト) 
▽米太平洋海軍&海兵隊の情報部隊  福好昌治(軍事ジャーナリスト)
▽民間人通訳が見たサマワ派遣自衛隊始末記  金子貴一(イラク復興支援隊付通訳)  聞き手・大久保義信(『軍事研究』編集部)
▽アメリカの外交暗号も解読していた! 知られざる旧日本軍のインテリジェンス  小谷賢(防衛省防衛研究所教官)
▽フランス情報機関史④「対外情報防諜局」と戦後フランス  柏原竜一(情報史研究家)
▽イスラエル情報工作機関史②アイヒマン連行  稲坂硬一(近大九州短大非常勤講師)

▽巻頭グラビア
世界マフィア列伝(構成・黒井文太郎)/世界麻薬ルート①アフガニスタン(桜木武史)②アルバニア&ペルー(黒井文太郎)/警察と自衛隊の対テロ合同訓練(野口卓也)

▽インテリジェンスNEWS  黒井文太郎
後継者で明暗わかれたイタリア・マフィア/カナダ・マフィアの勢力地図に変化/偽ドル偽造する南オセチア/バルト犯罪グループの活動が拡大/アイルランド犯罪組織が活発化・ほか
  1. 2008/05/15(木) 13:14:23|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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