ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

完売御礼

『ワールド・インテリジェンス』6号・8号の在庫が完売しました。ということで、最新号の9号を除き、既発行の号すべてが品切れということになりました。皆様どうもありがとうございます。
 バックナンバーをご希望の方はたいへん申し訳ありません。9号まだ少しあります。お近くの書店にて手配できない場合は、是非弊社に直接お申し付けください。

 ところで、その他のメディアでの活動をご報告します。もう先週号になってしまいましたが、『週刊現代』にて「ムシャラフが怖れる軍部の黒幕」という記事を執筆しました。ムシャラフに次ぐ陸軍の重鎮で、軍情報機関を掌握し(前統合情報部長)、ブット元首相にもパイプの太いキアニ大将の微妙な立場を紹介しています。彼は一昨日でしたか、参謀職兼務を辞任したムシャラフの跡を継いで、新参謀長になりましたね。
 また、少し前ですが、鳩山アルカイダ発言に関し、TBSの夕方ニュースでコメントしました。鳩山アルカイダ発言……まだ1カ月くらいしか経っていないはずですが、なんだかすごい昔のことみたいですね。
スポンサーサイト
  1. 2007/11/30(金) 16:04:12|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

自己紹介

 ある大手情報サービス会社より名簿データベースへの掲載許可要請がありました。一介のマイナー誌編集人の分際でおこがましい限りですが、これも何かで弊誌の宣伝に繋がればということでお受けすることに。ということで、自分の経歴を振り返る機会がありましたので、遅ればせながらここでも、少し自己紹介をしてみたいと思います。

 生まれは1963年。出身は映画『フラガール』の舞台になった福島県いわき市です(よって私のマザー・タングは同映画で岸部一徳などが話してたような言語になるんだっぺよ)。横浜市立大学文理学部国際関係課程を卒業後、講談社に入社。「フライデー」編集部勤務を経てフリーランスになりました。
 海外経験は大学在学中にバックパッカーをしたのが最初になります。通算約1年半で40カ国くらい行きました。中でもなぜだか紛争地ばかり旅行していて、内戦中のエルサルバドルやニカラグア、飢餓発生中のフィリピン・ネグロス島、パキスタン・ペシャワールのアフガン難民キャンプ、イラン=イラク戦争中のイラン・ホラムシャハル、パレスチナのガザ、シリアのパレスチナ難民キャンプ、ゴラン高原、内乱中のインド・パンジャブ、北アイルランド、外出禁止令下のポーランドなんかを歩きました。
(いちおうカメラ抱えて取材の真似事もやりましたが、記事を発表する方途をその頃は知りませんでした。当時『オデッセイ』というバックパッカー向け専門誌があって、私のメディア・デビューは思えばそれへの投稿だったように思います)
 フリーになった後、最初に向かったのはニカラグアです。ゲリラ従軍取材などで半年くらい密林をうろつきました。その後は中国民主化運動、北朝鮮、パナマ米軍侵攻、ペルー陸軍対ゲリラ部隊従軍、統合前夜の東ドイツ、フィリピン・ホロ島のイスラム・ゲリラ、湾岸戦争、グルジア・南オセチア内戦、ソビエト崩壊、スペイン・テロ対策、ボスニア内戦、南アフリカ民族抗争、ソマリア内戦、カンボジアPKO、イスラエル軍レバノン侵攻、ヒズボラ&ハマス、ペルー麻薬ルート、アルバニア騒乱などなど、国際的な事件・紛争を節操なく雑食的に取材しました。とくに88年から93年頃まで(ちょうど25~30歳の頃ですが)の間は完全に海外の紛争地取材オンリーの日々でした。その間、ニューヨーク、モスクワ、カイロにそれぞれ数年ずつの居住経験があります。
 93年頃からは日本在住です。職歴としては、テレビ朝日嘱託を半年間、共同テレビ嘱託を約2年間とテレビの仕事をメインにした時期が少しありました。『ザ・スクープ』で「中国の旧日本軍遺棄毒ガス弾」、『ニュースジャパン』で「ミャンマー日本人義勇兵」などを取材。他にもテレビではボスニアやルワンダ難民キャンプなどにも行っています。
 このように、私はもともと海外の紛争地域をウロウロしていた時期が長かったのですが、その間に各地のテロ問題・治安問題に関する現地資料をかなり大量に収集していました。それでいよいよ96年頃より月刊『軍事研究』にて国際テロ関連記事の執筆を開始。それまで国際紛争全般をフィールドとしてずっとやってきたのですが、ジャパン・ミリタリー・レビュー社より『世界のテロと組織犯罪』を上梓して本格的にインテリジェンス分野を専門とするようになったのは98年のことです。
 その延長で、『軍事研究』2000年3月号から専属記者として「ワールド・ワイド・インテリジェンス」欄を担当(兼業で軍事関連書のプロデュースも少々)。2006年より同社が軍事研究別冊コードで発行する隔月刊誌『ワールド・インテリジェンス』の編集人を務めています。
 東西対立(中米の内戦など)→民族紛争(ボスニアやグルジアの内戦など)→国際テロ→インテリジェンス、と私自身のテーマは大きく移ってきましたが、それは時代のメインな対立軸の変遷に引きづられてきたなあという意識が非常にあります。世界の対立軸の中心にイスラム・テロが位置し、それに対するインテリジェンスが極めて大きな課題となるという構図は、まだしばらくは続きそうですね。
  1. 2007/11/17(土) 18:39:06|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

1日2~3人戦死

 まずはCNN日本語サイト11月7日付き記事より↓

「イラク米兵死者数、2007年は過去最悪」
 2007年1月─11月5日にイラクで死亡した米兵は855人にのぼり、イラク開戦以来年間ベースで最悪だった2004年の849人を上回った。CNNが米国防総省の統計を基に集計した。(中略)イラク開戦以来の米兵死者数は、国防総省の民間業務委託者7人を含めて3858人にのぼった――。

 約10ヶ月間で855人! 1日平均で2~3人戦死ということになります。
 ちなみに、現時点でアメリカのイラク・アフガンでの戦費だけで、米政府は2008年会計年度に、1964ドル(22兆円)を要求しています。

 これを日本にあてはめると、大まかに人口半分とすれば、自衛隊員が毎日1~1・5人戦死し続けて、さらに年間戦費11兆円を余分に出せば、まあ日本人もアメリカ人と同程度の負担ということになります。
 カネはともかく、アメリカ人はやっぱり「血の流し方」が半端ではないですね。自衛隊の海外派遣では「カネだけでなく汗を流せ」という論を展開する人が少なくありませんが、アメリカはこれだけ血を流しているわけですし、なんだかなあ…という気がします。
 こんな日本を「大事な同盟国だ!」とアメリカ人は本当に思っているのでしょうか????
 日本の言論界には、日米同盟論者でも国際協調論者でも「自衛隊員が毎日1人くらいは死んでもしかたない」なんて堂々と言う人はいませんね。
  1. 2007/11/07(水) 17:19:46|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

急募!

 ある程度定着するまでは……ということで、これまで原則的にワンテーマのムック形式で構成してきました『ワールド・インテリジェンス』ですが、今後、できれば少しずつ時事的な国際情報を増やしていきたい希望を持っています。そこで、もしそうした記事を書いてみたい方がおられましたら、是非とも弊誌への寄稿を御検討いただけますようお願いします。
 内容的には、論文というよりは、ファクトを中心にして、国際ニュースの裏を掘り下げるような、あまり新聞等には出ていないような話が希望です。他誌を引き合いに出すのもナンなのですが、イメージ的にお伝えしやすいので日本語メディアで例を挙げると、『世界週報』(最近廃刊)よりも『選択』に近い感じでしょうか。『選択』から「オレ様」感をセーブしていただけるとベストな感じですね。理想は『ジェーンズ・インテリジェンス・レビュー』ですけれども。
 ともあれ、じつは12月25日発売予定の次号からでも、出来れば、そうした記事を増やしたい希望があります。原稿締切りは今月末。経験不問。やる気のある方求む、です。→<寄稿募集要項はこちら 
 もちろん従来どおりのインテリジェンス関連も募集。特集関連も募集です。ちなみに次号の特集テーマは「アジア&中東の情報機関」を予定しています。じつは弊誌では毎度のことなのですが、恥ずかしながらまだまだ頁に余裕(空き)がありますので、皆様よろしくです。
  1. 2007/11/05(月) 00:32:13|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

不思議の国の防衛論争

 今号の巻頭言に、「不思議の国のテロ特措法『攻防戦』への疑問」という一文を書きました。紙幅の関係であまり突っ込んで書けなかったので、少し補足を……。

 これまで何度か書いてきた「例えば」の話をしましょう。
 例えば、兵庫県で山口組が兵庫県警をやっつけてしまった、とします。当然、大阪府警とか近隣の県警が兵庫県警の応援に出ることなりました。けれども、日本中のヤクザが山口組を支援するために結集。ついには東京・警視庁をはじめ、日本全国の県警から機動隊が投入される事態になっちゃった、としましょう。しかも、警察官の殉職者が瞬く間に数千人規模に!
 ところが、たとえば鹿児島県警では、「他県のことには手を出したくないので、県警機動隊の車両だけ兵庫県警に貸しましょう」ということになりました。ところが、警察官10人を殺した凶悪な組員が県境を越えて大阪府に逃げ込んだのを追って、その車両が大阪府に入っちゃったかもしれないという疑惑が飛び出しました。それで「兵庫県内だけという約束はどうなった!」と鹿児島県公安委員会では大騒動に。ついには、「ウチの車両は引き揚げろ!」ということになりました。
 もちろん地元県議会議員のなかには、「そんなことをしたら、鹿児島県だけ仲間外れにされる」「何かあったときに他県警が助けてくれなくなる」という意見も。「警察庁が正式に命令したときだけ出動すべきだ。そのときは車両だけじゃなくて、ちゃんと機動隊員も出すべきだ」「それで鹿児島県の警察官が死んだらどうする? 危なくない車両提供がいちばんいいのだ!」と大激論は続きました……とさ。

 ま、普通に考えると、ヤクザ連合軍と交戦中で殉職者続出の大阪府警や兵庫県警からすると、「どうでもいい話」ですね。

 ところで、給油支援の論争で興味深いのは、「親自衛隊派の人たちが日米同盟重視」という立場でいることです。鹿児島県警の車両提供と同じで、自衛隊の給油活動なんて瑣末なことです。それでアメリカ人が「日本は同盟国だ」なんて考えるでしょうか? かたや何千人も殉職している国からすれば、少なくとも1000人くらいの自衛隊員が戦死しての同盟国なのではないでしょうか。
 結局、アメリカ人からすると、「日本は軍事的庇護の見返りに基地を提供している国」以外のものではないのではないかと思うのです。同盟の意味なんて、そんな程度ではないかと。
 ということはですね、「もっと日米同盟を!」と言うことは、「自衛隊員殉職すべし!」と言っているように聞こえませんか(もちろん極論ですけど)。
 まあ、いろいろ考え方はあるのでしょうが、アメリカ人目線で考えると、そんなふうに思えてしかたないわけであります。もちろん鹿児島県内の事情だって鹿児島県民にとっては大事なことではあるのでしょうが・・・。
 ちなみに、私の個人的意見としては、鹿児島県警は殉職者を出しても機動隊員を前線に提供すべき、という考えです。たとえば「大阪府警の戦争だ!」との批判に対しては、日本中の警察がものすごい数の警察官を投入すればいいのではないかと。イラクだって、アメリカやイギリスばかりがメインになるのでなく、世界中の国がこぞって大部隊を投入していればよかったのになあ、と思います(現実には難しいでしょうが)。
 小沢一郎氏の政略的・屁理屈的「ISAF参加論」は集中砲火状態ですが、小沢政略はどうでもいいとして、アフガンに自衛隊を出すことは、たとえ殉職者が出たとしても、人類として意味のあることではないかと。できれば、スーダンのダルフール紛争あたりに陸自の大「戦闘」部隊を投入し、民兵どもを蹴散らすくらいのことをしてくれればなあ、なんて考えたりもするのですが……ヘンでしょうか?
  1. 2007/11/03(土) 11:08:33|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

鳩山アルカイダ発言とチョウ収集の裏世界

 鳩山大臣の「アルカイダ発言」はまあ、「イスラム過激派っぽい人」くらいにしておけばいいものを、「アルカイダ」と言っちゃったことで騒動になってしまったということだろうと思います。おそらく「アルカイダ」の定義を大臣はご存知なかったのでしょう。
 そのへんは外国プレスもわかっているはずですが、法相といえば、たとえばアメリカでいえばFBI長官よりエラい司法長官と同じですから、その失言は「ニュース性アリ」となるのはしかたがありません。司法長官がインテリジェンスでもないただの「ノイズ」を得意げに口にするなんてことはまず考えらませんから……。
 ただ、私が面白いなと思ったのは、大臣が「チョウ収集の仲間から聞いた」と語った部分です。というのも、チョウ収集マニアの世界というのは、背後が結構ダークな世界に繋がっていて、それなりに地下社会の情報が飛び交っているからです。
 どちらかというと中国の雲南省などのほうがメインのようですが、チョウの希少種標本の流通には、密猟・密売グループが関与しているとみられています。輸入が禁止されている希少種が、なぜか日本で超高値で取引されていたりしますが、要はヤクザのシノギになっているわけですね。顧客はVIPばかりですが、裏は結構怪しげな世界です。そういうところをマスコミももっと突っ込んでみると、面白いのではないかと思うのですが…。
  1. 2007/11/02(金) 22:50:27|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。