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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

御礼『謀略の昭和裏面史』増刷

 拙著『謀略の昭和裏面史』(宝島社文庫)がおかげ様で増刷になるようです。
http://www.amazon.co.jp/%E8%AC%80%E7%95%A5%E3%81%AE%E6%98%AD%E5%92%8C%E8%A3%8F%E9%9D%A2%E5%8F%B2%E2%80%95%E7%89%B9%E5%8B%99%E6%A9%9F%E9%96%A2-%E5%8F%B3%E7%BF%BC%E4%BA%BA%E8%84%88%E3%81%A8%E6%88%A6%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%9C%AA%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E9%BB%92%E4%BA%95-%E6%96%87%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4796656448/sr=8-2/qid=1172149437/ref=sr_1_2/250-4025404-2873027?ie=UTF8&s=books
 初刷もそこそこの部数で出していましたが、やはり売れ線の企画は強し!です。
 弊誌の読者の皆様にはあまり興味がないタイトルかもしれませんが、戦前・戦中の旧軍特務機関の話も数多く触れていますし、戦後のキャノン機関やKGBの工作の話もあります。内調、サクラ、青桐グループなど陰謀論系の話についても、非陰謀論の立場から検証してます。
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  1. 2007/02/22(木) 22:16:56|
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第5号校了

『ワールド・インテリジェンス』第5号校了しました。毎度のことながら小生の仕切りが悪かったこともあり、発売が予定より数日遅れて2月26日(月曜日)となります。皆様よろしくお願いします。
 お近くの書店に見つからない場合は、お手数ですが、『軍事研究3月号別冊』と指定して書店に注文してください。
 さて、当初はいわゆるワンテーマのムック形式を取り入れてきましたが、おかげ様で徐々に認知されてきたこともあり、今号より一般のインテリジェンス・ネタに比重を少し移しました。今後は徐々に、現在進行形のインテリジェンス動向がわかる雑誌を目指していきたいと思います。

 さて、今号のインタビューでは、鈴木宗男議員、佐藤正久・元陸上自衛隊第一次イラク復興業務支援隊長、小谷賢・防衛研究所教官の登場です。鈴木議員には外務省のインテリジェンスの問題点を、佐藤さんにはイラク派遣当時のお話を伺いました。いずれもたいへん興味深いお話でした。乞う御期待!
 小谷博士は防衛研究所所属のインテリジェンス・ヒストリーの専門家。アカデミックにインテリジェンスを研究している学者は日本ではおそらく数人しかいませんが、小谷博士はそのお一人になります。インテリジェンス研究の先進国=イギリスで学ばれたとのことなので、今号ではかの国のインテリジェンス研究について伺います(さらに、イギリス情報部の歴史についても寄稿いただきました)。
 なお、おかげ様で徐々に執筆陣も充実してきました。今号では、PHP総研の金子将史・主任研究員、東京財団リサーチフェローの菅原出氏、軍事ジャーナリストの福好昌治氏、共同通信ワシントン特派員の有田司氏、ジャーナリストの村上和巳氏、情報史研究家の柏原竜一氏、近畿大学九州短期大学非常勤講師(元教授・元FNN西ドイツ特派員)の稲坂硬一氏、京都大学大学院博士後期課程の奥田泰広氏らが登場。また、国立情報学研究所の北岡元教授のインテリジェンス学入門講座もあります。
  1. 2007/02/19(月) 14:14:08|
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新刊案内『謀略の昭和裏面史』文庫版

 昨年2月にムック(別冊宝島REAL)で発売し、好評だった『謀略の昭和裏面史』が、まもなく宝島社文庫から発売になります。
http://www.amazon.co.jp/%E8%AC%80%E7%95%A5%E3%81%AE%E6%98%AD%E5%92%8C%E8%A3%8F%E9%9D%A2%E5%8F%B2/dp/4796656448/sr=8-2/qid=1170821028/ref=sr_1_2/503-6707874-3227118?ie=UTF8&s=books

 もともとは私はこの10年くらい、戦前・戦中の特務機関を調べていたのですが、その過程でなかなか興味深い戦後のウラ人脈というものもわかってきました。ということで、昭和全期間を通じてのウラ人脈を俯瞰しようというのがこの本です。
 本書の特徴をひとことでいえば、実在の謀略事件を検証していながら、いわゆる「陰謀論」を排しているところでしょうか。この手の本はほとんど陰謀論全開のものが多いので、「そういうのはどうも……」という方はぜひどうぞ!
  1. 2007/02/07(水) 13:15:56|
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『選択』に驚きの情報!

『選択』今月号に驚愕情報を発見しました。記事ではなく「裏通り」というスタッフのコラムのような覧なのですが、なんと「同誌の読者推定平均年齢が60~65歳だ」というのです。
 これにはホントにビックリです。同誌はおそらく既存の日本の紙メディアではもっとも多く海外のインテリジェンス系ネタを掲載しているメディアのひとつと思われますが、その読者層がそれほどの年齢層に偏っているとは!!!
 となると、インテリジェンス情報の専門誌を目指している弊誌なども、こうした世代をターゲットにした誌面作りを心がける必要があるのかもしれません。が、さて、それにはどうすれば???
 じつは、こうした傾向はなにも専門誌の分野に留まりません。若者の活字離れはかなり深刻で、出版業界全体で、本や雑誌の購買層は中高年が主力になりつつあります。
 たとえば、筆者はかつて宝島社で自衛隊関連のムックをいくつも企画編集した経験がありますが、徹底したビギナー・若者向けの作りに徹する同社のムックでも、読者の反応をみると、結構年配の方に購入していただいている様子が伺えました。それにしても30~40代くらいがターゲットかな、となんとなく思い込んでいたのですけれど…。
 とくに一斉に現役を引退する団塊世代が書店の主要顧客になっていくわけで、そのあたりの〝読み〟が新雑誌を立ち上げたばかりの身にはなかなか難しい問題だったりします。
 現在のところ、弊誌読者の年齢層というのはまったくわかりません。官庁街の書店で比較的よく売れていますが、まだ全国津々浦々の書店に配本できるほどの力はないので、反応の傾向などがまったく読めません。
 店頭で目立つということはないでしょうし、アマゾンや楽天などでも扱ってもらっていないので、おそらく弊誌の読者でいちばん多い層は、本誌の『軍事研究』を購入していただいた方が、自社広告で別冊である弊誌の存在を知っていただいたケースと思われます。となると、やはり自衛隊の関係者の方がいちばん多いということでしょうか。
 もちろん、編集部としてはなるべく広い読者層に受け入れていただきたい願望はあるのですけれど、では、それにはどうすれば???
  1. 2007/02/02(金) 17:34:15|
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10年ぶりテレビ収録

 ローカル放送ですが、某テレビ番組の収録に行ってきました。テレビ出演はじつに10年ぶりくらいになります。
 じつは、9・11テロやイラク戦争の頃には結構お誘いがあったのですが、生意気にもすべて遠慮させていただいておりました。若い頃は自分で紛争現場に行き、取材するという作業をしていたのですが、9・11当時はすでに現在と同様、もっぱら他人から話を聞いたり、他人が書いた記事や本をまんまパクリにならない程度にあれこれこねくりまわして記事を書いているだけの、いわばマニアのようなものだったので、分をわきませているつもりだったからです。
 それでも「まあ、好きなことをやって慎ましくもメシが食えていればいいやあ」という考えだったのですが、雑誌の編集人という立場になると、やっぱり「営業」ということを優先的に考えます。正直なところ、一介の編集者・記者の頃は「いかにも売名っぽいことはなんかダサいなあ」なんて思っていたのですけど、今はなんの躊躇もなく「雑誌を少しでも知っていただけるなら、何だってさせていただきます!」という感じですね。
 で、そんなことでこうしてブログなんぞ始めてみたりもしているのですが、なるべくドライに書こうとは努めているものの、基本は日記なので、やっぱりときどき熱くなってたりして、なんだか気恥ずかしいものです。
 で、今回の収録は……全然、思ったより楽しかったです。人様に話を聞いてもらえるというのは、やっぱり嬉しいものですね(なんだか引き篭もりの少年のコメントみたいですね。正真正銘のオッサンなんですけど)。でも、まだやっぱり気恥ずかしいので、告知はしないでおきます。
  1. 2007/02/02(金) 01:25:26|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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